パソコンスキルの教科書

パソコンスキルの教科書

東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

社会人は何から勉強すべき?3つのおすすめ方法から必要な学習時間まで

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社会人として働いていると、「スキルアップが必要なのではないか」と考える人は多いです。

その理由として多いのは、「自分のキャリアに将来を感じないから」や「資格取得のため」です。

しかし実際にスキルアップを考えると、何から勉強すればいいのか迷ってしまうことも少なくありません。

このときどれだけやる気があっても、勉強を始めない限りスキルは向上しません。

そこで転職、昇進、副業と経験をしてきた私が「何から勉強すべきか」から「どのように勉強したらいいのか」について詳しくお伝えしていきます。

社会人は何をどれくらい勉強しているのか? 平均勉強時間から勉強内容まで

これから勉強を考えている社会人が気になることの1つに、「世間の社会人は何をどれくらい勉強しているか」ということがあります。

これは、厚生労働省が発出している「平成30年版 労働経済の分析 -働き方の多様化に応じた人材育成の在り方について」を読んでみるとデータが記載されています。

そのデータを読んでみると、以下のこと分かります。

●社会人の勉強に関するデータ

Q1.どれくらいの割合の社会人が自己啓発をしているのか?
→社会人の約20%~50%が自己啓発を行っている

Q2.なぜ自己啓発を行うのか? 動機は?
→最も多い動機は「現在の仕事に必要な知識・キャリアを身につけるため」

Q3.自己啓発を実施している人は1日どれくらい行っているのか?
→1日平均127分

Q4.自己啓発を実施する上での課題とは?
→仕事が忙しくて自己啓発の余裕がないこと

Q5.何を勉強するのか?
→英語、会計やファイナンス、オフィスソフトなど

Q1~Q4は「平成30年版 労働経済の分析 -働き方の多様化に応じた人材育成の在り方について」を参考
Q5は「D2C EdTech Smart Lab、社会人の学びに関する意識調査」を参考

自己啓発とは、スキルアップと考えていただいて差し支えありません。

上記のデータに関して、以下で1つずつ説明していきます。

社会人の約20%~50%が自己啓発を行っている

データによると、社会人の約20%~50%が自己啓発を行っています。ここでは正社員と非正社員に分けてデータを紹介します。

カテゴリー 性別 年齢 自己啓発をしている割合(%)
正社員 男性 30歳未満 51.9 %
30~49歳 47.6 %
女性 30歳未満 43.4 %
30~49歳 40.7 %
非正社員 男性 30歳未満 25.7 %
30~49歳 22.8 %
女性 30歳未満 19.8 %
30~49歳 21.8 %

自己啓発(勉強)を行う理由トップ5

上記の表から、社会人の約20%~50%が勉強を行っていることが分かります。それでは、勉強を行う理由や動機は何でしょうか。

それは以下のような理由です。

カテゴリー 勉強する理由・動機 割合(%)
正社員 現在の仕事に必要な知識・キャリアを身につけるため 87.6 % (1位)
将来の仕事やキャリアアップに備えて 65.8 % (2位)
資格取得のため 44.1 % (3位)
昇進・昇格に備えて 21.3 % (4位)
転職や独立のため 25.7 % (5位)
非正社員 現在の仕事に必要な知識・キャリアを身につけるため 86.0 % (1位)
将来の仕事やキャリアアップに備えて 57.2 % (2位)
資格取得のため 31.6 % (3位)
昇進・昇格に備えて 16.0 % (4位)
転職や独立のため 10.9 % (5位)

自己啓発(勉強)を行っている社会人は平均して127分勉強している

厚生労働省のデータによると、「自己啓発をしている社会人は平均127分勉強している」という結果が記載されています。

特に20:00~23:00の時間帯で勉強(自己啓発)をする人が多いというデータが出ています。

社会人は何の勉強をしているのか?

それでは、勉強している社会人は何を勉強しているのでしょうか。そのデータを以下で紹介します。

勉強内容 割合(%)
英語 21.8
会計・ファイナンス 9.2
オフィスソフト(エクセル、ワード、パワーポイント) 8.3
ロジカルシンキング・問題解決 7.5
プログラミング 6.1

なお、このデータのみ労働経済白書ではなく、D2C EdTech Smart Lab、社会人の学びに関する意識調査というウェブ調査を参考にしたデータです。

スキルや能力を高める行動をしていない理由

ここまで勉強している人に関するデータを紹介してきましたが。しかし、勉強したいけれどなかなか行動できていない人もいます。

そのような人はなぜスキルや能力を高める行動をしていないのでしょうか。それは以下のような理由です。

勉強に取り組まない・取り組めない理由 男性 女性
仕事が忙しくて自己啓発の余裕がない 46.2% 32.1%
費用がかかりすぎる 23.7% 22.8%
どのようなコースが自分の目指すキャリアに適切なのかわからない 20.2% 22.4%
自分の目指すべきキャリアがわからない 15.4% 22.1%
適当な教育訓練機関が見つからない 15.3% 15.2%
家事・育児が忙しくて自己啓発の余裕がない 10.6% 32.4%

注意:上記のデータは1人が複数回答をしています。

勉強したくてもなかなか始めることができないのは、上記の理由があるのです。

勉強しない社会人はどうなる? 5年10年上の先輩社員になる

「スキル習得や能力アップに取り組んでいる社会人は20%-50%である」とお伝えしました。

特に30歳未満の正社員は約50%がスキルアップを行っています。

しかし一方で、スキルアップを行っておらず不安を感じている人もいます。

それでは、そのようなスキルアップに取り組まない社会人はどうなってしまうのでしょうか。

それはシンプルで、上司や先輩と同じような会社人生を歩むことになります

その理由は、勉強しない社会人は上司からしか学べないからです。

新しいことを学ばないので、上司や先輩がやっていること以上をできないのです。

そのため、勉強をしてこなかった上司や先輩と同じような会社人生を送ることになるのです。

つまり10年後は、今の部署の10歳年上の社員のような役職で、同じような給料をもらうことになります。

たとえば私が勤めていた企業には、勉強に時間をかけなかった30代後半のある男性社員がいました。

その人は新卒で入社し20代後半で結婚し、30代前半で2児の父になり、一度部署異動し30代後半で係長に昇進しました。

これは私が勤務していた会社では普通のペースの出世であり、よくある会社人生でした。

このように、勉強して自己投資しない社会人は会社の上司や先輩と同じような道を歩むことになるのです。

私が社会人になって勉強した理由

ただ私の場合は特殊で、実は私は社会人になってから1日3,4時間は勉強をしていました

その理由は、「会社の上司や先輩のようになりたくなかったから」ではありません。

勉強したきっかけは、正社員になりたかったからです。

当時は派遣社員として働いており、何としてでもそこから抜け出したかったのです。

私が社会人になってから勉強を始めた理由|派遣社員から正社員になりたかった

実は、私は昔から勉強してきたわけではありません。

学生時代に、何かの資格勉強をしたわけでもなく、英語や会計のような企業で働くうえで必要な勉強をしてきたわけでもありませんでした。

そのような不勉強のせいで、私は無職の状態で社会人になってしまったのです。

その後、派遣社員になったのですが、職場環境がブラックだったこともあり本当に辞めたくてたまりませんでした。

そして、その職場環境を変えるために毎日必死になって勉強をしたのです。

私が派遣社員を辞めたかった理由については以下の記事で詳しく紹介しています。

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英語やプログラミングの教材を買いあさり毎日3,4時間勉強した

私は「とにかく派遣社員を抜け出したい」という一心で勉強を始めました。

「転職に使えそう」という理由で英語を勉強したり、「勉強時間を確保するために仕事を効率化したい」と考えてプログラミングを学習したりしました。

そしてその過程で正社員として採用され、目標だった正社員への転職も成功しました。

ただ当初は派遣社員を辞めるために始めた勉強でしたが、いつしか習慣化し転職後も毎日3,4時間勉強するようになっていました。

そして勉強の習慣が出来てから分かったことは、会社の同僚に負けないスキルが自分に身についていたことです。

会社で実績を残し最年少で昇進した

勉強してきたおかげで、会社の仕事で成果を上げることができました。

それは他の人ができない仕事ができるようになったからです。

例えば取引先の海外企業との会議で英語のプレゼンをしたり、プログラミングを使って会社の仕事を100時間以上効率化したりしました。

一般社員だった当時に、マネージャークラスしか参加しない海外出張メンバーにも抜擢されたこともありました。

そして仕事の実績が認められ、拠点の最年少で昇進をすることもできました。

私が勉強を始めたきっかけは、決して崇高なものではありませんでした。

しかしきっかけは何であれ、勉強する習慣ができたことで、派遣社員だった当時には考えられない人生になりました。

あのとき派遣社員を抜け出すために勉強をして本当に良かったと心の底から思います。

社会人こそ勉強すべき3つの理由

私は社会人になってから勉強を習慣化できたおかげで、上記のような変化を起こすことができました。

そのような経験もあって、私は社会人こそ勉強すべきと考えています。

その理由は以下の3つのメリットがあるからです。

●社会人こそ勉強すべき3つの理由

理由1|仕事が楽しくなる

理由2|習得したスキルは一生使える

理由3|給料アップにつながる

以下で1つずつ説明していきます。

理由1|仕事が楽しくなる

多くの人は気づいていませんが、勉強するほど仕事が楽しくなります。

それは勉強しスキルが身につくことで、人にできないことができるようになるからです。

例えば、私はエクセルマクロを使って仕事を効率化するスキルを習得しました。

これにより、2時間かかる仕事を10分で終わらせることができるようになったのです。

エクセルマクロとは以下の動画のように仕事をボタン一つで終わらすスキルです。


エクセルマクロについて詳しく知りたい人は以下の記事がお勧めです。

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ただ残念ながら、多くの人は上司に言われたことをそのままやることしかできません。

しかしスキルがあれば自ら提案し、他の人が思いつかないようなことで仕事をアレンジできるようになるのです。

このように人にできないことができると、仕事を依頼されたり相談を受けたりします。

これは上司からの指示を待つ仕事に比べ、はるかにやりがいがあります。

理由2|習得したスキルは一生使える

勉強して学んだスキルは一生使えることができます。

例えば私は週末に一年以上英会話スクールに通い、英語を勉強しました。

そのおかげで、会社で英語の仕事を任されるようになったのです。

その後、会社で部署異動をしましたが、異動先でも英語の仕事を担当したのです。

このように、習得したスキルは場所が変わっても生き続けます。

今いる会社で使えるスキルを習得すれば、たとえ転職して他の会社に行っても使うことができます。

しかし、「これだ」と言えるスキルがない人は、今の職場で同じ仕事を続けることしかできません

つまり一生使えるスキルがないと、その職場でしか生きていけなくなります。

このように勉強してスキルを学べば、それを使って人生を切り抜けていくことができます。

理由3|給料アップにつながる

社会人になって勉強すれば、収入アップも可能です。

なぜなら、勉強すれば自分の市場価値(希少価値)を高めることができるからです。

英語やプログラミングのような他の人にできないスキルを付けることで差別化できるのです。

例えば、マクドナルドのアルバイトの時給は1000円弱と言われています。一方で、一流のコンサルタントは時給70000円と言われています。

この2つがこれだけ時給が違う理由は、その人にしかできない仕事をしているかどうかです。

マクドナルドのアルバイトは、マニュアル化された作業を行うのが仕事です。

言葉は悪いですが、その人が辞めてもいくらでも代用が効きます。だからこそ、この時給であっても会社は問題ないのです。

しかし、一流のコンサルタントは、コンサルティングによって会社の戦略を構築し、売上を上げたりリスクを回避したりするのが仕事です。

これは、誰でも出来る仕事ではありません。この人がいなくなってしまうと、会社は貴重な戦力を失うことになります。

つまり一流コンサルタントは、他に代わりがいないのです。だからこそ、高額な時給を払う価値があります。

このように、勉強して自分の希少価値を高めれば、給料は必然的にアップします。

実際、エクセルマクロというプログラミングを習得し、年収が100万円上がった人の事例があります。

以下の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。

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社会人が収入アップして稼ぎを増やす3つの方法|昇進、転職、副業

社会人は勉強すれば、収入アップが可能とお伝えしました。これには以下の3つの方法があります。

●社会人が稼ぎを上げる3つの方法
収入アップ1|昇進・昇給
収入アップ2|転職
収入アップ3|副業

実際、私はすべてを行ってきました。勉強期間と収入アップは以下を見ていただければ分かりやすいです。

稼ぎを上げる方法 内容 勉強の期間 年収アップ
昇進・昇給 係長への昇進 勉強してから5年 年収21.6万アップ(月1.2万のアップ)
転職 英語・プログラミングの勉強半年~1年 勉強してから1年 年収200万~300万アップ
副業 プログラミングの関係のサイト立ち上げ 勉強してから4年 年収200万~300万アップ

もちろん勉強しなくても、企業で働いていれば毎年給料が上がります。

実際、私の勤務していた企業では毎年の給与改定で3千~5千円/月の給料アップされていました。

5千/月アップと仮定すれば、年収は6万/年アップすることになります。

しかし勉強すれば、給与改定による6万/年アップに加えて、さらなる収入を得るチャンスが広がります。

それでは、以下で3つの収入アップについて紹介していきます。

収入アップ1|昇進・昇給

今働いている会社で収入を上げるには昇進です。昇進による給料アップは企業ごとに異なります。

ここでは、私が勤務していた一部上場企業を事例にして説明します。

私が勤務していた会社の昇進条件

私が勤務していた会社では、昇進には以下の3つの条件がありました。

●私が勤務していた会社の昇進条件3つ
条件1|半年ごとの評価査定で平均以上であること
条件2|部内で昇進候補者として推薦されること
条件3|昇進面接に合格すること

この3つの条件を満たすと、昇進し給料アップが可能になります。

3つの中で、条件3の昇進面接(論文と面接)が大変で毎年半数近くが不合格になっていました。

しかし私の場合は、英語での海外取引先へのプレゼンや仕事の効率化といった実績があったので、昇進面接もすんなり合格できました

私が勤務していた会社の昇進後の給料アップ

私は一般社員から係長に昇進しましたが、そのときは1.2万/月の給料アップでした。

これは年収に換算すると、21.6万/年の給料アップ(ボーナス6か月(合計18ヶ月/年)で計算)です。

実際、私は上記の条件をクリアして昇進し、年間20万の収入アップを達成したのです。

私の場合は実績があったので特に困りませんでしたが、実績がないと、「条件3|昇進面接に合格すること」で話すネタがありません。

しかし勉強してスキルを習得しておけば、当たり前のように実績を上げることができます。

ただ勉強していない人は目立った成果がないため、昇進面接で面接官にアピールするポイントがなかなか見つかりません。

このように勉強してスキルを磨き実績を残しておけば、自然と話すネタが増えます。

結果として給料アップを達成できるのです。

収入アップ2|転職

転職は収入アップの機会として分かりやすいです。特にキャリアアップを目指す場合、100万単位で収入アップすることが可能です。

例えば、私の場合は派遣社員時代の年収が200万代でした。そこから企業の正社員に転職し、年収が2~3倍(年収としては200~300万アップ)になりました。

当時、私は20代後半で毎日3~4時間は英語を勉強していました。その努力が実りTOEICスコア770を取得することができました。

そこで、転職エージェントと相談し英語の仕事を探してもらいました。最終的に上場企業の英語に関わる部署に転職することができたのです。

このように勉強して人に見せることができる実績(私の場合はTOEIC770という資格)があれば、転職して年収アップすることが可能です。

以下で仕事のキャリアについて現状を打破する方法を紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてください。

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収入アップ3|副業

勉強して習得したスキルを使えば、副業として収入を得ることも可能になります。

例えばプログラミングを学んで仕事を得たり、ウェブサイトを運営したりして副収入を得ることも可能です。

実際、私はプログラミングに関するウェブサイトを作成し、月20万以上を副業で稼いでいました

月20万の収入は、年収が240万アップしたのと同じです。このように副業すれば、年間100万単位で収入アップが可能です。

しかし、プログラミングを勉強してすぐに年収240万アップしたわけではありません。

まずプログラミング習得するのに1年弱はかかりました。

そして会社で100時間以上の仕事効率化を達成したり、プログラミングの仕事を受注したりして経験を積みました。

このような経験を積んだり実績を上げたりするのに1,2年を費やしました。

その後、ウェブサイト作成に1,2年をかけて年収240万アップを達成したのです。

副業に関しては、以下の記事で紹介していますので、合わせて読んでみてください。

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ここまで私の経験をもとに、社会人が稼ぎを上げる3つの方法をお伝えしてきました。もう一度以下にまとめておきます。

●社会人が稼ぎを上げる3つの方法
収入アップ1|昇進・昇給
収入アップ2|転職
収入アップ3|副業

勉強してすぐに収入アップすることはない

ここまでお伝えしてきた内容を見れば、収入アップは決してラクなことではありません。数ヶ月勉強しただけでは収入が上がることはまずありません。

なぜなら収入アップは勉強の先にある結果だからです。

「勉強」→「スキル習得」→「実績」→「信頼」→「収入」の順番でやってくるのです。

例えば、転職では面接で必ず実績を聞かれます。

そのとき、「TOEIC800点です」や「海外の取引先と年間数億の契約を獲得した」といった実績があれば、転職を成功させるのは難しいものではありません。

また副業も同じです。実際に勉強したことのない分野や一度も経験したことの内容で、副収入を得るのは到底不可能です。

仮に運よく転職に成功したり、副業で仕事を受注したりできても、相手の要望を満たせなければ人の信頼を損ないます。

結局のところ、勉強してスキル習得することを疎か(おろそか)にすれば収入アップは望めないのです。

このように収入アップと文字面で見れば、いとも簡単に見えてしまいます。しかし収入につながるまでには、早くて1年はかかります。

このことは以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてください。

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そのことを理解し、コツコツ勉強できる人が収入アップを達成できるのです。

多くの社会人は勉強が続かない! だからこそ勉強を続ける人になるべき

ここまで収入アップのためには数年は勉強しないといけないとお伝えしてきました。しかし、だからこそ勉強を続ける人になるべきと言えます。

なぜなら、社会人でコツコツ勉強している人はほとんどいないからです。

例えば、「収入アップのためには数年は勉強しないといけない」と聞くと、「ここまで続けることはできない」と考える人は多いです。

実際、私が勤務していた会社でも継続的に勉強している人はほとんどいませんでした。

私が勤務していた会社の先輩は、自宅に帰ればテレビを見たり家族サービスをしたりして一日が終わるといつも言っていました。

これが多くの人の実情なのです。しかし、だからこそ1日1~2時間勉強すれば人生は大きく変わります

私は派遣社員というキャリアでしたが、勉強する習慣をつけやりがいのある仕事をして収入アップにも成功してきました。

その経験があるので、多くの人にチャンスをつかむために勉強という選択をしてほしいと強く思うのです。

社会人は何から勉強すべき? 内容別3つのおすすめ

社会人が勉強した方がいいことが分かっても、何か勉強すればいいのでしょうか。

結論から言うと、正解はありません。なぜなら人には向き不向きがあるからです。

自分がどの仕事が向いていて、どの仕事が向いていないかはやってみないと分からないのです。

実際私はプログラミングは未経験でしたが、やってみたら意外とスラスラできることが分かりました。

このようにやってみないと向き不向きは分からないのです。仕事の向き不向きについては以下の記事で紹介しています。こちらも読んでみてください。

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そのため私がお伝えしたいのは、やりたいことを勉強することです。

それは「○○をやれ」と言われて勉強するよりも、自分で選んだことの方が覚悟が決まるからです。

例えば、受験勉強でも親から「勉強しろ」と言われてもやる気は出ません。

しかし、勉強そのものをやりたい人は勝手に勉強してどんどん成績を上げていきます。

これは社会人も同じです。やりたいことであれば自発性に勉強するものです。

ただ、何からやればいいと迷っている人もいるはずです。そこで、以下でタイプ別に3つのお勧めを紹介します。

●タイプ別! 社会人におすすめの勉強とは
おすすめ1|会社が忙しい人は仕事に直結するスキルから学ぶ
おすすめ2|転職・昇進したい人は魅せる実績を作る
おすすめ3|副収入を得たい人は需要の高いスキルを習得する

以下で一つずつ説明していきます。

おすすめ1|会社が忙しい人は仕事に直結するスキルから学ぶ

会社の仕事が忙しい人は、会社の仕事と直結するスキルから学ぶことをおすすめします。

なぜなら会社の仕事に直結するスキルであれば、会社で勉強できるからです。

会社で仕事をすることそのものが勉強やスキルアップにつながるので、効率的です。

例えば、オフィスソフト(エクセルやワードなど)のスキルアップは簡単でかつ効果が高いです。

実際、私が社会人になってから学んだことで最も効果があったものとして、パソコンスキルがあります。

特に、タイピングとショートカットキーを習得したことでパソコン仕事が他の人の3倍は速くこなせるようになりました。

それによって仕事の効率も上がり、会社で成果を上げるのに役立ちました。

以下でタイピングに関する記事を紹介していますので、合わせて読んでみてください。

●タイピングが遅い苦手な社会人は仕事で3つも損している|生産性向上のためには
●ブラインドタッチできないのはイヤ!タイピングができる人になった体験談|タッチタイピング習得に必要なポイント
●ブラインドタッチ習得のコツ12|練習方法やキーボードの使い方(タッチタイピング)

またエクセルマクロのようなレベルの高いスキルもお勧めです。

以下でエクセルマクロに関する記事を紹介していますので、合わせて読んでみてください。

●エクセルマクロで「できること」とは?
●エクセルマクロとは? メリットや利点を解説
●エクセルマクロのサンプルファイルを無料ダウンロード

そのため、会社が忙しい人は、パソコンスキルを高めることが始めることをお勧めします。

勉強方法は、以下の無料動画から始めるのがポイントです。

後述しますが、いきなり有料を試すのではなく、まずは無料の教材を試して様子を見るのが賢い学び方です。

タイピングならこちらの無料教材

エクセルマクロならこちらの無料教材

おすすめ2|転職・昇進したい人は魅せる実績を作る

転職や昇進したい人は、おっと思わせるようなスキルや実績を身につける必要があります。

なぜなら転職や昇進では、見せ方が大切だからです。例えば、英語は分かりやすいです。

実際、私はTOEICスコアを活用して転職をしました。TOEICであれば800点を超えれば、英語が使える人と判断されることが多いです。

また私の同僚は学生時代にイギリス留学して英語を学び、英語を武器にして飲食業からメーカーまで様々な仕事をしてきました。

彼女は「これまで様々な仕事で英語を使ってきた実績があるので、仕事には困らない」と言っていました。

このように転職や昇進では、人が見て分かる実績を持っていることが大切です。

英語に関しては、外部サイトで情報提供をしています。ぜひこちらを読んでみてください。

おすすめ3|副業で収入アップできるスキルを習得する

副業で収入アップしたい人は、人の悩みを解決できるスキルを学ぶ必要があります。

なぜなら副業とはビジネスをすることだからです。お客さんの悩みを解決するサービスを提供する必要があるのです。

例えば私はプログラミングを使ってお客さんの悩みを解決していました。

以下の動画で紹介している自動化ツールは5万でお客さんに販売したサービスです。


エクセルマクロVBAを使ってPDFを読み込みテキストを抽出

このツールは10時間くらいかけて作成したプログラムなので、時給5000円の仕事でした。

プログラミングを学んで、仕事を受注する人は私に限った話ではありません。

私の友人の中には、ホームページ制作をして1件あたり数十万を受注していた人もいます。

また、私はウェブサイト作成の副業で月20万以上の収入を得ていました。

売上アップしたいお客さんに対して、ウェブサイト集客をサポートしたのです。

実際、ウェブサイトに載せる記事を作成してりウェブサイト制作をしたりしました。

副業で何を学ぶべきは、以下の記事で紹介しているので、合わせて読んでみてください。

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本? セミナー? 自己投資は賢く行うためのポイント

勉強を始めるとき勢いで何十冊も本を購入したり、数万もするスクールに入学したりする人がいます。

しかし、勢いでお金を投資するのは賢明とは言えません。なぜならお金を払えばスキルが習得できるわけではないからです。

社会人が勉強で自己投資するのであれば、お金のやりくりは賢く行う必要があるのです。

例えば、私の知り合いは一念発起して企業スクールに通い、続けるか分からないのに何十万円もかかる高額スクールに通いました。

しかし1,2ヶ月でやる気をなくし、その費用は全く成果につながらなかったのです。

もちろん、一念発起すること自体は決して悪いことではありません。

しかし大切なのは、継続して勉強しスキルを習得することにあります。

したがって、自分に合ってないものを選ぶのは賢い選択とは言えません。

例えば、パソコンが苦手なのにプログラミングに挑戦するのは愚の骨頂です。

それではどのように自己投資を行えばいいのでしょうか。

ポイント|小さく試して自分に合ったものを探す

私がお勧めする方法は小さく試して自分に合ったものを探すことです。

勉強開始してから3ヶ月間は自力で勉強してみるのです。

なぜなら自力で3ヶ月継続できないことは、書籍を数十冊読んだりスクールに通学したりしたとしても継続できないからです。

ただ残念なことに、多くの人はセミナーやスクールに通えばスキルが身につくと考えています。

しかし書籍であってもセミナーであっても、そこで学ぶことができるのは効率的に勉強するための方法論に過ぎません。

つまり最短で進む道は教えてもらえるが、実際にそれを進むのは自分なのです。

したがってスキルとして使えるようになるまでに数ヶ月~数年の間、勉強するのは自分自身です。

そのため、継続できるかどうかを見極めて書籍やスクールを購入しないと三日坊主で終わりです。

もし賢く自己投資を行いたいなら、小さく試して自分に合ったものを探すことです。

まずは無料教材や動画を試してみる

小さく試すための手段としては、無料教材で学んでみることです。

例えば、英語やプログラミングであれば、勉強方法に関する書籍は数多く出版されています。

また最近は無料動画教材もしっかりしているものが多いです。実際タイピング勉強ならこちらやエクセルマクロならこちらの無料動画教材がお勧めです。

私も実際に試しており、スキルを習得したので自信をもっておすすめできます。

他にも、無料カウンセリングや体験コースもあります。このように身の回りには小さく試す方法は数多く用意されています。

自分が長く続けることができるものを見つけるために、まずは行動してみてほしいと思います。

勉強がしんどいときの対処法|勉強時間の確保や学習場所のコツ

「勉強をしたい」と考えていても、なかなか思うようにいかないことがあります。

実際、私も毎日継続して勉強をしてきたわけではありません。

たとえばやる気が続かずに、帰宅してすぐに寝てしまったこともあります。

その中でも工夫して勉強時間を確保してきました。

以下の記事でそのコツについて紹介していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

www.fastclassinfo.com

勉強すれば人生はイージーモードになる

ここまで社会人の勉強について、メリットからおすすめ勉強法について紹介してきました。

私が社会人になって勉強を始めた理由は、派遣社員を抜け出すためでした。

決して人に誇れるような理由ではありません。しかし、勉強のきっかけは何でも良いのです。

大切なのは、コツコツ勉強をしたおかげで「社会人として楽しく毎日を過ごせるようになった」ということです。

実際、派遣社員から正社員になれただけでなく、海外事業を担当したり会社に頼らず自力で稼ぐ力を手に入れたりすることも達成したのです。

20代後半で無職になり、ようやく派遣社員として採用されたころを考えれば、考えられない変化です。

勉強することはチャンスしかない

私の経験から言えば、コツコツ勉強できる人であれば人生はイージーモードと同じです。

なぜなら、あなたの周囲にいる社会人の多くは勉強していないからです。

例えるなら、ドラゴンクエストのようなゲームみたいなものです。

コツコツ勉強する人は着実にレベルを上げて、強い魔法を覚えたり強い武器を手に入れたりします

その結果、強力なボスモンスターでさえ攻略することができるのです。

一方で勉強しない人はレベルが上がりません。そのため、レベルの低い魔法や弱い武器のままでボスモンスターに挑み続けるのです。

レベルが高ければボスモンスターを倒せると分かっていながら、「レベルを上げる(勉強する)のは面倒」と考えるのです。

そのため、勉強しない人は常にハードモードで人生を送ることになります。

私たちが生きているのはそのような環境です。

このことを理解して、コツコツ勉強しスキルを身につければ人生をラクにするのは決して難しいことではありません。

1年頑張れば人生は変わり始める

当然ですが、1日2日で人生がイージーモードになることはありません。

しかし1年や2年も勉強を続ければ、周囲が追いつけないレベルに到達することができます。

実際、私も勉強して1年弱で転職に成功しました。そして、さらに4,5年間を勉強を継続し、昇進したり副業の収入だけで生活できるレベルになりました

勉強すれば少しずつ人生は変わり始めるのです。そのためには継続して勉強することが大切です。

ただ何が自分に向いているのかはやってみないと分かりません。

もし社会人になって何か勉強したいと考えているなら、興味のあることから小さく試してみることをお勧めします。

その中で自分に合ったものを見つけて、それをコツコツ伸ばしていくのが私が伝えたいことです。