20代が転職するきっかけの一つが「自分に不向きの仕事をこのまま続けていいのか」という違和感です。
しかし、このような状況を変えるのは簡単ではありません。
それは苦しくてもお金のためなら仕方ないと考えてしまったり、忙しくてスキルアップの時間が取れなかったりするからです。
そのため、今を変えたいと思いつつ時間だけが流れていくのです。
この記事で紹介する人は、自分に営業職は合わないと考え、ホワイト企業の事務に転職しました。
その結果、定時で帰宅しワークライフバランスの取れた人生を送れるようになりました。
ただ、何もしないで現状が変わることはありません。スキルアップして転職を行うように自ら行動する必要があります。
そこで企業の事務に転職し、自分に合った働き方を手に入れた人の体験談・経験談をお伝えします。
この記事が、これから事務職への転職を考えている人のヒントになればと思います。
※便宜上、取材した人を「Xさん」とし、インタビュアー(私)は「管理人」と表記します。
- 20代女性が営業を辞めて事務職へ転職した体験談
- 営業職を退職した理由や動機・きっかけ
- なぜ他の仕事ではなく、事務に転職をしようと考えたのか?
- 事務職へ転職をして良かった3つのメリット
- 事務職へ転職して良くなかった3つのデメリット
- 転職理由・志望動機や勉強したこと
- 転職で採用される職務経歴書や面接での質疑応答ができた
- 実際の転職面接で答えたこと・質疑応答
- 転職できた要因|将来をとことんイメージしたから
- これから転職する人がやるべき3つの事に優先順位をつける
- 事務職へ転職をしたほうが良い人の3つの特徴
- 事務職への転職をお勧めしない人の特徴2つ
- 事務職へ転職をするうえでやっておいたほうがいいこと|パソコンスキルを磨く
- 事務への転職を考えている人へのアドバイスやコツ
- まとめ
20代女性が営業を辞めて事務職へ転職した体験談
●管理人
Xさんのご経歴を教えていただけますか?
●Xさん
新卒で、医療機器の販売会社に営業職として入社しました。新卒の就活では「お給料が高いところ」という条件のみを軸に活動していました。
その結果、初任給27万円、ボーナス年3回、家賃、光熱水道費全額会社負担という企業に入社することができました。
営業職を退職後、他の企業の営業職に就きました。ただそこも退職し、最終的に今の企業で事務職の仕事をしています。
●管理人
最初に営業職で入社された企業は給料がすごいですね。新卒では高水準の収入だと思います。
収入面だけ見ると条件は良いように思えるのですが、なぜ営業職を退職しようと考えたのでしょうか?
営業職を退職した理由や動機・きっかけ
●Xさん
営業を辞めて転職したきっかけは3つあります。1つずつお伝えしていきます。
理由1|体力的に続けられない
理由2|営業職に向いていない
理由3|プライベートが一切ない
理由1|体力的に続けられない
営業職を続けるのが難しいと感じた理由の1つは体力的な心配です。
なぜなら新卒で入社した営業職では、出張型の営業で勤務がハードだったからです。
実は、業務は「4ヵ月営業をして1ヶ月休む」というものでした。
4ヶ月地方に出張し商品を販売して1ヵ月休み、また違う地方に4ヶ月出張して商品を販売し1ヵ月休むという生活でした。
お給料が高いということはそれだけ仕事内容がハードだということだったんです。
実際、朝7時に家を出て深夜2時、3時に帰ってくるという生活をしていました。
出張中は休みがありませんから4ヶ月間毎日仕事で、体調を崩して熱が出ても出勤していました。
そのため、働き始めて1年が経った頃にふいに「この生活を何歳まで続けられるのだろうか」と思いました。
実際、女性の先輩を見ていると35歳位で続々と会社を辞めていました。
「ああ、この仕事は体力的に女性がこの仕事を続けられる限界が35歳なんだ」と感じました。
理由2|営業職に向いていない
実は、「自分は営業職に向いていないのではないか」と思いながら1年間仕事をしていました。
なぜなら「お給料が高い」=「営業職」と安易に選んでしまったからです。
営業職はとてもプレッシャーがかかる仕事だということがやってみて分かったのです。
例えば数字数字と毎日言われて、誰がどれだけ売り上げたのかを毎日社内のアプリで発表されました。
成績が悪い社員は社内で立場がなく空気のように扱われているのを見て、なんとしても売り上げをあげなくてはならないと必死になりました。
その結果お客様一人ひとりに寄り添った接客ではなく、売りつけるような接客でした。
常にプレッシャーに押しつぶされそうで精神的に追いつめられていました。
自分の理想の接客と今している押し売りとのギャップに悩みました。
しかも、休みもなかったので誰にも相談できずに自分一人で抱え込んで毎朝仕事に行くときに吐き気がしていました。
理由3|プライベートが一切ない
4ヶ月間出張して休みなく働くということは、4ヶ月間はプライベートな時間が一切ないということです。
友達と会うこともできませんし、恋人とも会えません。映画を見に行くことも、洋服を買いに行くこともできません。
自分の時間が一切ないのは想像以上にきつかったですし、このままでは友達とも疎遠になるし、結婚もできないと思いました。
この3点がわたしが転職をしたきっかけです。
●管理人
すごい環境で仕事をしてこられたのですね。辛い中でも一生懸命働いてきたことが伝わってきました。
その後営業職を離れ事務職になったわけですが、なぜ事務職を選んだのでしょうか?
事務職以外の選択肢もあるように思うのですが。
なぜ他の仕事ではなく、事務に転職をしようと考えたのか?
●Xさん
私が転職をするうえで最も重視したのは「自分の時間が確保できるか」でした。
どれだけ稼げる仕事でもやはり自分の時間がないと精神的に余裕がなくなってしまいます。
それにバリバリ働くキャリア女子よりはプライベートも充実させてきちんと結婚もしたいと考えていました。
その結果「土日祝日休み、定時退社」を軸に考えた結果、事務職という決断に繋がりました。
●管理人
なるほど。自分の時間を取れることが最優先だったわけですね。
さて実際に営業職から事務職へ転職されたわけですが、転職してみて良かった点やメリットは何でしたか?
事務職へ転職をして良かった3つのメリット
●Xさん
事務職を転職してよかったことは、3つあります。
メリット1|プライベートな時間を確保できる
メリット2|感謝できるようになる
メリット3|精神的に安定した
メリット1|プライベートな時間を確保できる
1番のメリットはプライベートな時間を確保できるようになったことです。
お給料が高くて自分の時間がない仕事よりも、お給料は高くないけどプライベートな時間が確保できる仕事の方がわたしにとって価値が高かったです。
今は9時~17時の勤務時間で残業は一切ないので毎日決まった生活スタイルを送ることができます。
実際、今は17時以降にお料理教室に通ったり趣味に費やしたりとても充実しています。友達と遊ぶこともできます。
また、土日祝日休みですので遠出もできるようになりました。
メリット2|感謝できるようになる
営業職として働いていたとき、自分が一番偉いと思って大きな態度で生きていました。
なぜなら、「営業が売らなければ会社は潰れる」と思っていたからです。
会社みんなのお給料はわたしたち営業が売っているおかげと思っていたんです。
でも、それは大きな間違いだったことに気づきました。
事務職がきちんと在庫管理をして商品を発送するからお客様の元に商品が届きますし、その商品は工場の方が一生懸命作って下さっています。
実際、事務職をしていると様々な部署の方と関わることが多いです。
そのおかげで「営業さん売ってくれてありがとう」や「工場の方丁寧に作ってくれてありがとう」とまわりに感謝できるようになりました。
メリット3|精神的に安定した
営業職のときは、常にプレッシャーに押しつぶされそうになって毎日落ち込んでいました。
でも、事務職では個人で売り上げを求められることがないのでプレッシャーがありません。
毎日決まった仕事をミスなくこなせば誰にも迷惑をかけませんし、安心して仕事をすることができています。
●管理人
安心して働くことが出来ているんですね。
それでは逆に営業職から事務職へ転職してよくなかった点や失ったことはありますか?
事務職へ転職して良くなかった3つのデメリット
事務職を転職してよくなかったこと、デメリットは3つあります。
デメリット1|お給料が少ない
デメリット2|怠け者だと思われる
デメリット3|毎日変わらない業務で飽きる
デメリット1|お給料が少ない
事務職に転職して給料が減りました。実際、営業職と比べるとお給料は3割ほど下がりました。
さらに定時退社ですから、残業代は出ません。休日出勤もないので手当も出ませんし、家賃手当もありません。
当たり前ですが給料が少ないのは、失ったことの1つです。
デメリット2|怠け者だと思われる
事務職のイメージとして、ラクな仕事と思われることが多いです。
向上心のない子が結婚まで腰掛OLとして勤めているというイメージを持たれがちです。
確かに営業に比べれば、数字を気にしたり周囲と比較されたりすることはありません。
ただ「事務職」=「楽」と思われることがとても多く、怠け者という印象を持たれてしまうように思います。
デメリット3|毎日変わらない業務で飽きる
毎日変わらない業務で飽きます。そもそも事務は決まった仕事をこなすことですので、当然といえば当然です。
実際、頭を使わないで機械的に業務をこなしているので刺激がないです。
もちろん、これはメリットでもあります。たんたんと仕事をこなせる人は飽きずにやれるかもしれません。
ただ私は営業をやっていたこともあるせいか、毎日業務内容は変わらないので途中で飽きてくることがあります。
●管理人
ありがとうございます。毎日変わらない業務で飽きるのは分かる気がきます。
私は大手メーカーの工場に勤務していた経験がありますが、正直事務の人って「対外的なことをしないので、刺激がないだろうな」や「どのような仕事をしてている」と思っていました。
実際、事務の仕事をされているわけですが、仕事は充実していますか?
●Xさん
そうですね。刺激がないので、物足りないと思う瞬間もあります。ただ私にとっては自分の時間が確保できることの方が大切ですね。
営業時代はお給料もそれなりにいただいていましたが、本当に余裕がなかったです。
今は、プライベートが充実していて楽しく過ごせています。
そう考えると事務で働けている今のほうがいいですね。
●管理人
そうなんですね。それでは事務に転職するにあたって、準備したことや勉強したことがあれば教えていただけますでしょうか。
転職理由・志望動機や勉強したこと
●Xさん
私の場合、事務は未経験でした。営業時代にパソコンを使っていましたが、情報を入力するくらいでした。そのため、大したスキルもありませんでした。
そのような状況で転職するわけですから、転職のための対策をしっかり行う必要だと思っていました。具体的に準備したのは以下の2つです。
準備1|営業から事務への転職理由・面接対策
準備2|word、Excelの勉強
勉強したこと1|営業から事務への転職理由・面接対策
わたしが転職で一番心配したのは、面接官に「なまけたい」からと思われてしまうことでした。
違う職種から事務職に転職を希望する際に相手に与えるイメージは「なまけたい」ではないかということです。
例えば、口先では営業職に適性がなかったから事務職に就きたいと言っても「結局プレッシャーに勝てなかっただけじゃないの? なまけたいんじゃないの?」と思われると予想したのです。
そのため転職理由については徹底的に考えました。
実際、転職サイトの無料の添削をお願いしたり、ネット上に公開されている事務職への転職理由を読み漁りました。
勉強したこと2|word、Excelの勉強
営業職として働いており、パソコンに触れるのは商品の発注のみでwordやExcelに触れる機会が2年間ほとんどありませんでした。
学生時代に一通り操作はできていましたが、関数など忘れている操作もありました。
そこで、もう一度教科書を引っ張り出してきて一から復習をしました。
●管理人
実際、その準備をしてどうでしたか?
転職で採用される職務経歴書や面接での質疑応答ができた
●Xさん
準備をしていたおかげで、転職で採用される職務経歴書や面接での質疑応答ができました。
実際、以下が事務職へ転職するときに使った職務経歴書です。ネガティブなことは書かず、辞めた理由をポジティブに伝えることを意識しました。
また事務へ転職する理由は怠けたいからではなく、バランスの取れたライフスタイルを得たいからと伝えることを心がけました。
実際に営業で頑張ってきたのも事実なので、実績としてしっかり伝えるようにしたのも上手くいった要因だと思います。
●管理人
確かに自分の働き方を考えて、営業を辞めることが伝わります。営業がイヤで辞めたようには見えませんね。(笑)
それでは面接でどうでしたか? 実際にどのような質疑応答をしたかを教えていただけますでしょうか。
実際の転職面接で答えたこと・質疑応答
●Xさん
はい、質疑応答としては以下です。思い出せる範囲でお答えします。
質疑応答1|転職理由は何ですか?
■面接官の質問
転職理由は何ですか?
■私の回答
今後20、30年続けていくことができない仕事だと判断したからです。
前職では全国出張型の営業職をしており、毎日朝7時に家を出て深夜2時に家に寝に帰ってくる生活をしていました。
とてもやりがいがあり充実した生活でしたが、30代、40代とこの生活を続けた先には体を壊すことが目に見えていました。
わたしは長く会社に勤め貢献したいという気持ちが大きかったため社会人経験2年という早さで、転職を決めました。
質疑応答2|どうして営業職から事務職へ転職するのですか?
■面接官の質問
どうして営業職から事務職へ転職するのですか?
■私の回答
わたしはコツコツと作業をすることが得意で、営業職をしていた頃も書類作成の正確さや在庫管理の正確さを認められていました。
もともと事務職を希望していたのですが、愛想が良く明るいという理由で営業に配属されました。
そのため転職にあたり以前から希望していた事務職に就職をしたいと考えています。
質疑応答3|PCスキルはどの程度ですか?
■面接官の質問
PCスキルはどの程度ですか?
■私の回答
Excelの資格である情報処理技能検定試験の表計算2級、また様々な情報を処理して書類にする上級情報処理士の資格を学生の時に取得しています。
一般的な事務作業はこなせますが、よりスピード感を持って仕事ができるよう今後も勉強を重ねていきたいです。
質疑応答4|MOSは持っていますか?
■面接官の質問
MOSは持っていますか?
■私の回答
MOSはもっていませんが、今後勉強し取得できればと思います。
(MOSが一般的なPCスキルの指標になるので取得しておいた方がいいと思いますよと言われました。)
補足:MOSとは、Microsoft Office Specialistの略で、エクセルやワードなどのオフィスソフトが使えることを示す資格のこと。
●管理人
ありがとうございます。Xさんは実際に面接を合格して、転職を成功させたわけですが、その要因は何だったと思いますか?
転職できた要因|将来をとことんイメージしたから
●Xさん
将来の自分をとことんイメージしたことが転職に繋がりました。
ただ多くの人は「このままでいいのかなぁ?」とふんわり考えながら仕事をしていると思います。
それは、「このままでいいのかな」と考えて終わってしまう原因は、具体的に1年後、5年後自分がどうなっているかイメージできていないからなんですよね。
そのせいで、のんびりしているのだと思います。
ただ、わたしは24歳から2年お付き合いして26歳で結婚して、そこから2年は共働きをしたい。そして子供を授かりたいと具体的にイメージしていました。
そのため、一刻も早く転職をしなくてはならないと焦りました。
●管理人
それでは、Xさんのように事務職へ転職するためにはどのようなことをどのような順番でやっていけばいいのでしょうか?
これから転職する人がやるべき3つの事に優先順位をつける
●Xさん
もし転職を考えているのであれば、以下の優先順でやってみるのがいいです。
優先順位1|人生設計をする
優先順位2|いまの仕事のなにが嫌なのか考える
優先順位3|スキルを上げる
優先順位1|人生設計をする
20代の女性であれば、人生設計は気になると思います。でも、ただ気にするだけではなくて具体的に考えてみるのが大切です。
例えば、「どこで出会ったどんな方と何年お付き合いをしていつ結婚するのか」、「結婚しても仕事は続けるのか」ということです。
それだけではなくて、「子供は? マイホームは?」と細かく細かく人生設計をすると、おのずと今しなければならないことが見えてくるはずです。
実際、私の場合は「24歳から2年お付き合いして、26歳で結婚して、2年は共働きをして、そして子供を授かりたい」と具体的にイメージしていました。
そうすると、今の年齢で何をしていないといけないのかがイヤでも見えてしまいます。
このように人生設計を具体的に数字で考えてみると、「やばい、今予定より遅れている」というのに気づけます。
●管理人
具体的に数字を使って、逆算して予定を作っていくわけですね。
●Xさん
はい、そうです。
優先順位2|今の仕事のなにが嫌なのか考える
2つ目として、今の仕事のなにが嫌なのか考えるのも大切です。
例えば、「人間関係が嫌だけど、今の仕事内容は嫌じゃない」であれば、この職種のままでいいという結論になるかもしれません。
一方で、「営業で知らない人と話すのが嫌」であれば、そもそも営業に向いていない可能性が高いので人と話さない職種にするのがいいかもしれません。
実際、私の場合は営業がイヤなわけではなくて、自分の時間が取れないことが辛さの原因でした。それが分かったので、事務職を選んだんです。
逆に例えば、上司との人間関係がイヤなだけで、「私は営業に向かない」と決めつけてしまうのは違うと思います。
わざわざ転職しなくても、楽になる手段があるかもしれません。異動願いを出せば解決する可能性もあります。
このように、何が嫌なのかを明確にするとそこからどんなところに転職すべきなのかがわかります。
優先順位3|スキルを上げる
事務職に転職したいと活動をはじめたときに「自分は事務職として採用するほどの価値があるスキルを持っている人間だろうか」と思いました。
新卒で入社するならスキルは入社してから磨けばいいですが、中途ですと育てるところからはやってくれないからです。
実際、即戦力になる人材を採用したいから中途募集をしているのが現実です。
そう考えると、なりたい職種が決まったらスキルを磨いておくべきだと思います。
例えば、私の場合は事務職になりたいと決まってから、ワードやエクセルについて勉強し直しました。
今では書店でもパソコンの教科書はたくさんありますし、動画で勉強することもできます。
●管理人
そうですね。実際、このサイトでパソコンの学習方法もたくさん紹介しているので、ぜひ活用してほしいですね。
●Xさん
もし現時点でスキルが低くても、勉強をしていることを伝えことができるようにしておくといいです。
そうすれば、会社に貢献できる印象を与えることができます。
●管理人
ありがとうございます。それでは、実際に事務へ転職されたXさんから見て、事務職へ転職したほうがいい人とそうではない人を教えていただけますでしょうか。
事務職へ転職をしたほうが良い人の3つの特徴
●Xさん
はい、事務職への転職をお勧めする人の特徴は3つあります。
特徴1|コツコツと地味な作業ができて改善していける人
特徴2|謙虚な人
特徴3|プライベートを重視したい人<
特徴1|コツコツと地味な作業ができて改善していける人
事務職は毎日同じ作業をコツコツミスなくこなす必要があります。
時には作業に飽きてくることもありますが、地道に作業できる方には向いています。
またスキルを習得していけば、他の人より生産性を高めることができます。
地味な作業に飽きずに取り組むことができて、改善していける人が事務職に向いています。
特徴2|謙虚な人
営業職の方は売上が上がればボーナスが出たり周囲から認められたりします。
ですが事務職はいくらミスなく作業したところでそれが当たり前です。
また、いくらスピードを上げて早く仕事を終わらせても褒められることはありません。
自分が目立ちたいというより縁の下の力持ちとして謙虚になれる方には向いています。
特徴3|プライベートを重視したい人
事務職には残業がほとんどありません。毎日決められた仕事をするので、同じ時間にきっちり終わります。
仕事が生きがいではなく金銭を稼ぐための手段と考えている人や、アフターファイブを充実させたい人にはぴったりです。
●管理人
それでは、逆に事務職へ転職をしないほうがいい人の特徴はどうでしょうか?
事務職への転職をお勧めしない人の特徴2つ
●Xさん
はい、事務職への転職をお勧めしない人の特徴は2つあります。
特徴1|気が短い人
特徴2|稼ぎたい人
特徴1|気が短い人
事務職は社内での立場が弱いです。そのため何かと言われてしまうことがあります。
例えば、営業職の方に偉そうに指示をされることや、書類の不備を指摘した際に「そのくらいだいたいでやっといてくれよ。」と言われることがあります。
そんなときいちいち腹を立てていたら仕事になりません。そういう意味で、気が短い人に事務職は向かないかもしれません。
特徴2|稼ぎたい人
営業職は成績に応じてボーナスや手当が出たり残業代があります。ですが、事務職にはそれがありません。
ボーナスの額も決まっていますし、定時に上がるので残業代もありません。
また、1年ごとに上がるお給料の額も決まっています。お給料は社内で一番低いのが事務職だと思います。
ですので、収入面を大切にする人はあまり向かないです。
●管理人
それでは、逆に事務職へ転職をしないほうがいい人の特徴はどうでしょうか?
事務職へ転職をするうえでやっておいたほうがいいこと|パソコンスキルを磨く
●Xさん
とにかくPCのスキルは磨くべきです。なぜなら、パソコンができないと仕事にならないからです。
それに転職の面接官は「パソコンが出来ます」という志望者のことを信じていません。
なぜなら、面接を受ける側は「パソコンは使えます」と全員が答えるからです。
そのため、志望者は口先だけで「Excelやwordは一通りできますしPowerPointも得意です。」と伝えても効果が少ないです。
ですので、パソコンが使えることを具体的に伝える必要があります。
資格を持っていると一発でどこまでできるのかをアピールできるので、PCスキルを磨いて資格を取得しておくと有利だと思います。
●管理人
なるほど。資格があれば、面接官に勉強している人という印象をもってもらえるわけですね。
ただ資格保有に関しては、デメリットもあります。以下で伝えています。
資格も使い方次第ですね。
最後に、これから事務への転職を考えている人にアドバイスやコツがあれば教えていただけませんか?
事務への転職を考えている人へのアドバイスやコツ
●Xさん
事務職への転職は、自分がいかに事務職に向いていることをアピールできるかで決まります。
なぜなら「事務職に転職したい」=「なまけたい、楽したい」と思われることが本当に多いからです。
そこをいかにひっくり返せるが事務職に転職できるか否かのポイントです。
そのためには根拠としてPCのスキルを示す必要があります。
「明日から勉強すればいいや」ではなく「今から、今夜からやってみよう」と挑戦してみるのがいいと思います。
皆様の転職を心より応援しています。
●管理人
本日はありがとうございました。
まとめ
いかがだったでしょうか。営業から事務へ転職した20代の体験談をお伝えしました。
Xさんもお話されていましたが、事務職はプライベートを充実させ自分らしく過ごせる時間が多いです。
ただ、事務職に向いているのはコツコツと地味な作業ができる人です。
しかし当然ですが、スキルがない人はそもそも転職することもできません。
そのため、Xさんのインタビューにもありましたが、スキルアップが肝心です。
現在の仕事が忙しいからといって、勉強時間を作れないようであれば、いつまで経っても現状を変えることはできません。
そのため、まずは転職に向けて行動を始めることで大切です。
その行動は、参考書でも有料のセミナーでも構いません。悩むくらいなら行動したほうが前進できます。
当サイトでは、経済的な負担や教材の分かりやすさを考えてタイピング無料講座やエクセルマクロ無料教材をお勧めしています。
ぜひ一歩を踏み出してみることをお勧めします。