「市販の本で勉強してみたけど、挫折した…でも、やっぱり習得したい」
「前任者のマクロをメンテナンスしないといけない…」
「職場の先輩や同僚にエクセルマクロVBAができる人がいて、仕事がすごいできる。私もあんなふうに仕事をこなしたい!」
こんなことありませんか?
エクセルマクロVBAを習得して感じる、とくに初心者・入門者のうちは、勉強のポイントを抑えないと、効果的な学習効果を得られません。結局、自己流で勉強を続けた結果、学習効果を感じることができず、やる気が底をつき、挫折…となってしまいます。
そこで、この記事では、挫折せずにエクセルマクロVBAを学ぶための、5つのポイントを詳しく解説していきます。さらに、勉強の効率をアップさせる道方法も紹介します。
エクセルマクロVBAを一度学んだ経験がある人も、これから学ぶ人も、できるだけ分かりやすく紹介していきますので、このまま読み進めていってください。
- エクセルマクロVBAを習得できない人の3つの特徴
- エクセルマクロを学習するのに必要な5つのポイント
- 初心者・入門者なら本、スクール・セミナーに手を出すな!
- 緊急で仕事で使えるエクセルマクロVBAを習得したいなら
- 学習ポイントを抑えて、もう一度チャレンジしよう!
エクセルマクロVBAを習得できない人の3つの特徴
エクセルマクロVBAを教える中で、「習得できない、もしくは習得に時間がかかる人」のパターンが見えてくるようになりました。
実際に、2年以上学び続けて、成果を得られなかったという方もいました。まずは、その特徴やパターンを紹介しますので、ぜひ注意をしてみてください。
特徴1|市販の本、参考書、書籍で勉強する
とりあえず、本から始めてみよう!と考える人がいます。これは、挫折をしてしまいやすいです。
その理由は、実は本という勉強方法が、中級者や上級者用だからです。
エクセルマクロの初級者用の本を見てみると、あまりの分厚さに驚いたことはありませんか?右も左もわからない初心者が、そんな分厚い本から学んでも、何から手をつけていいのか全くわかりません。では、最初から読めばいいのか?と言えば、そこまで時間に余裕があるわけではない。。。
そうこうしているうちに、やる気がなくなってしまうのがオチです。
特徴2|初心者なのに、難易度の高いことをやろうとする
エクセルマクロを使ったことがない初心者にも関わらず、いきなりアウトルックで自動メール送信にチャレンジしたり、インターネットの情報を自動で取得しようとしたりする人がいます。
これは、失敗します。実際、私自身もアウトルックの自動メール送信をやりたい!と思い、エクセルマクロVBAの勉強を始めました。しかし、ウェブで情報を入手して、なんとなくわかった気になるけれど、実際にマクロを書こうとすると、「あれ、どうすれば…??」となってしまいました。
そして、わからないことが連続しておこるうちに、あえなく挫折してしまう、、、という苦い経験があります。
特徴3|マクロの自動記録ばかりで、マクロVBAのコードを編集しない
エクセルマクロには、マクロの自動記録という機能があります。
使ったことがある方は分かると思いますが、とても便利で、すぐにマクロが使えるようになります。
しかし、多くの方が、マクロの自動記録で作成したコードを自分で編集できません。自分で編集できないとどうなるか?細かい応用ができないのです。細かい応用ができないので、結局、自分の業務にマクロを上手に当て込めないのです。
エクセルマクロを使いたいのに、上手に使えない…という状況に陥ってしまうのです。
マクロの自動記録については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、あわせて読んでみてください。
ここに該当する方の多くは、学び始めだけは勢いがありますが、すぐにやる気を失ってしまいます。もしかすると、「私のことかも…」と不安に感じたかもしれません。
でも安心してください。このあとに、習得できる人になるための、方法を紹介しています。ぜひ、このまま読み進めていってください。
エクセルマクロを学習するのに必要な5つのポイント
学習する上で、大切なポイントがあります。これを意識するのとしないとでは、結果が大きく変わるので、ぜひこのまま読みすすめていってください。
ポイント1|VBAの知識をつめこまない
覚えることは、必要最小限にして、つめこまないことです。
特に初心者の方にとっては、知識をあまりつめこもうとせず、必要十分な範囲に押さえることが大切です。
たとえば、犬小屋を作ろうとしたとき、何種類ものノコギリ、かんな、ヤスリ、塗装剤がなくても、犬小屋は作れますよね。
ノコギリを何本も入手するより、使えるノコギリがあれば木は切れます。
かんなが何個あっても、かんなが一つがあれば、木の表面は削れます。
ただし、ここでいう「必要最小限」とは、「目立った成果は出せない」という意味ではありません。「大きな成果につながる特に重要な部分を重点的に学ぶ」ということです。
具体的には、学んで数日で、1万件も2万件ものデータに対する一括処理まで自由に書ける、そんな知識です。実際には、昨日まで初心者だった方が書くマクロとしては、十分ですよね。本来の教材はそういうものです。
しかし、実際は知識ばかり詰め込む本やセミナーは数多くあります。
ですが、最低限の知識さえあれば、やり方次第で、マクロを自力で書き上げられます。しかし、初心者の場合「必要最小限の道具」を見極めることは非常にムズカシイ。
ですので、まずは、その「必要最小限の道具」を見つけることが重要です。
ポイント2|分かりやすい教材・先生選び
実務でマクロを書こうとしたときに、必要なのは、わかりやすい教材を選ぶことです。
わかりやすい教材とは、少ない知識でもマクロを作れるようにする「柔軟なアタマ」を作る教材です。
柔軟なアタマとは、「どうすれば、今の知識を組み合わせてそれを作れるだろうか」と考える能力です。
たとえば、組み立て式の家具を、部品を見ただけで、完成のイメージや組み立て方の段取りを思い浮かべることができるか?ということです。
この「柔軟なアタマの使い方」を学ばないと、どれだけエクセルマクロの知識を身につけても、活用できません。
しかし、「柔軟なアタマの使い方」についての教材は、なかなかありません。なぜかというと、それは以下の2つの理由からです。
[2] 自分がどう考えて、マクロを書いているか分かっているが、人に説明できない
マクロを書ける多くの人は、この2つに当てはまります。これらがマクロを新しく勉強しようとする人たちの参入を難しくしています。
しかし、相手のレベルに合わせた言葉で、相手のレベルにあわせた順番で伝えるには、それなりの教えるスキルが必要です。
しかも残念なことに、マクロを作るのに必要な「柔軟なアタマ」を使い方は、ホームページの文章や書籍でも表現しにくいものです。また、ホームページで継続的にそのような情報が改訂され続けることは期待しにくいです。
まれにウェブや書籍からでも学べた!という人がいますが、こういう方は例外で、もともとのスキルが高い方か、異常に根性のある方だけです。
マクロを正しく理解していて、初心者に分かるレベルまでかみ砕いて伝えることができる。そんなわかりやすい教材を探すのは、習得への近道です。
ポイント3|練習問題&詳しい回答付き
勉強はインプットだけでは、完成しません。アウトプットして、フィードバックまでやって完成します。
たとえば、テスト問題も、
アウトプット:練習問題を解く
フィードバック:答え合わせをする
ここまでやって完了しますよね。
勉強したあと、学習したスキルを定着させ、さらにスキルアップできるように、演習問題を多く用意している教材がベストです。
欲を言えば、それらに対する解説も見れる教材を選ぶのがいいのです。
練習問題がない教材は、知識が身につかないので、おすすめしません。
ポイント4|分からないところを質問できる
教材を学習する目的は、あなたが実務でマクロを書けるようになるためのものです。
しかし、教材だけを学んでも、実務は生もの…。どれだけ教材で正解できたとしても、実務でマクロを書くとなると。思うように書けない。もう少しヒントを欲しい、ということもあるかもしれません。
とくに、書籍の場合、本を読んだ方が、どのようにパソコンを操作をしたのか?どういう結果になったのか?そんなリアルな質問をすることはできません。改訂もされないので、アップデートは期待できません。
そのような悩みに対応するため、実務でマクロを書いているときに生じた疑問、悩みについての相談できる教材がおすすめです。
ポイント5|継続できる教材か?
エクセルマクロの学習は、1週間頑張れば、終わり!というものではありません。初心者であれば、粘り強く学習して、1,2ヶ月はじっくり学ぶ必要があります。
ですので、継続できるか?は非常に重要な要素です。
たとえば、教材をつかって
・講師や他の受講生とのやりとりがある
・モチベーションを維持できる
・他の受講生と講師との質問やり取りも見れて、共に学習している感覚がある。
そんな継続を促す教材がおすすめです。
ですので、やはり書籍はおすすめしません。孤独な勉強になってしまうからです。挫折してしまうのは、あなたの能力の問題というよりは、環境の問題ということも多いです。
初心者・入門者なら本、スクール・セミナーに手を出すな!
まずは本を試そう!、とりあえずスクール・セミナーに行ってみようという行動はおすすめしません。
理由は、これまで述べた通りで、本やスクール・セミナーが上級者向けだからです。ただし、スクール・セミナーの中には、初心者用のものもあるので、あなたが「これなら!」とピンと来たものには、参加するのはいいことだと思います。
ただ、世の中のほとんどの本やスクール・セミナーは、ある程度レベルが上がってきてから参加することをおすすめします。そのほうが、あなたの時間やお金にやさしいからです。
オススメの教材・講座は、無料オンライン動画での学習
先ほど紹介したの5つポイントを満たした教材・講座を選ぶのがおすすめです。もう一度、ポイントをおさらいしておくと、
ポイント2|分かりやすい教材・先生選び
ポイント3|練習問題&詳しい回答付き
ポイント4|分からないところを質問できる
ポイント5|継続できる教材か?
上の5つのポイントをもとに、おすすめの教材を紹介します。中でも、手頃に始めることができる無料オンライン教材を紹介します。
こちらは、エクセルVBAを動画付きで、わかりやすく解説されています。動画も2,3分と短く、シンプルに学ぶことができます。
ただし、エクセルVBAの細かい設定や、エラー対処などの方法は紹介されていません。ですので、動画をみつつ、調べながらやっていく必要があります。
また、わからないところを質問したりはできないのが難点です。
全体評価
ポイント1|知識をつめこまない|◎
ポイント2|分かりやすい教材・先生選び|◎
ポイント3|練習問題&詳しい回答付き|◎
ポイント4|分からないところを質問できる|△
ポイント5|継続できる教材か?|△
エクセルのマクロをこれから初めて勉強する人が、 一番最初にマクロを作るまでの手順を、わかりやすく解説しています。
あなたが作成したマクロを動かすレベルにまで到達できるのがうれしいです!また、サイトはとても、充実しているので、中級者や上級者には、おすすめです。
ただし、動画が一つしかないので、わかりやすさが低いこと、、質問や練習要素が少ないのが難点です。
全体評価
ポイント1|知識をつめこまない|◎
ポイント2|分かりやすい教材・先生選び|○
ポイント3|練習問題&詳しい回答付き|○
ポイント4|分からないところを質問できる|△
ポイント5|継続できる教材か?|△
エクセルVBAの設定方法から初心者が実際にマクロを動かすまでを丁寧に説明しています。
今すぐマクロを実践できるくらい「丁寧な解説付き」です。練習要素もそこそこ多いのがうれしいです。また、質問して相談することもできますし、ほかの方と講師のやりとりも見れるので、やる気が維持できます。個人的には、もっともおすすめの教材です。
全体評価
ポイント1|知識をつめこまない|◎
ポイント2|分かりやすい教材・先生選び|◎
ポイント3|練習問題&詳しい回答付き|○
ポイント4|分からないところを質問できる|◎
ポイント5|継続できる教材か?|◎
ただし、この無料オンライン動画だけでは、エクセルマクロが実務でバリバリ使えるようになるワケではありません。それは、この無料動画には、ifやfor nextといった仕事でよく使う内容は含まれていないからです。
そのため、もし仕事で使える内容を学んでみたいと思ったら、この無料動画で学んだ後にセミナーや講座で学んでみてもいいかもしれません。
緊急で仕事で使えるエクセルマクロVBAを習得したいなら
もしあなたがエクセルマクロVBAを使って、少しでも早く仕事で使いたいなら、無料動画だけでは不十分です。もちろん、紹介した無料動画は参考にはなりますが、実務でエクセルマクロをバリバリ使えるようになるわけではありません。
なぜなら、無料動画には、ifやfor nextといった仕事でよく使う内容は含まれていないからです。
そこで、仕事で使えるエクセルマクロVBAを習得したいなら、こちらのオンライン講座をオススメします。
この講座であれば、仕事で使うために必要な内容だけを学ぶことができます。実は私もこの講座を試した経験がありますが、マクロ未経験者でも仕事で使えるレベルになるように講座全体が設計されています。
当然のことですが、仕事で使わない知識は学ぶ意味はありません。なぜなら、仕事で使わない知識も学んでしまうと、マクロを学ぶことに時間がかかってしまうからです。
たとえば、マクロではrangeとcellsというコードがあります。この2つは同じ意味で、両方ともセルを指定します。そのため、rangeとcellのどちらかを使えるようになれば、片方は覚える必要はありません。
逆に両方覚えようとすると、余計な時間がかかってしまいます。このようにマクロの知識はすべて覚える必要はないのです。むしろ、必要なことだけを学ばないと時間ばかりかかってしまいます。
ここで紹介している講座は、仕事で使わない知識はほとんど出てこないので、仕事で使えるマクロを早く習得することができます。
ただし、この講座にも弱点があります。それは、「資格に関する勉強には一切向かないこと」と「さらに早く仕事で使えるようになる学び方があること」です。
弱点1|資格に関する勉強には一切向かない
この講座では、資格試験に出てくる内容を学ぶことはできません。たとえば、資格試験ではワードやアウトルックといった外部アプリとの連携に関する知識が問われることがあります。
しかし、この講座では外部アプリに関しては一切扱いません。なぜなら、外部アプリとの連携より「if文」や「for next文」といった基本を学ぶ方が仕事の効率化に役立つマクロが書けるからです。
そのため、もし資格に合格したいと考えているなら、この講座はオススメしません。
弱点2|さらに早く仕事で使えるようになる学び方があること
この講座は、順序よく学べば面白いようにマクロを使いこなせるようになっていきます。マクロ知識がゼロの人なら最初から学ぶのがいいです。ただ、さらに早く仕事で使えるようになる学び方があります。
それは講座を学ぶ順序を入れ替えることです。実際、その方法を使って数ヶ月でグラフを自動作成するマクロが書けるようになった人もいます。しかし、このようなやり方は講座を購入しても教えてもらえません。
そこで、もしこの講座を購入するなら、こちらの問い合わせから「パソコンスキルの教科書から購入しました」と連絡をください。
そうすれば、私から「できるだけ早く学ぶためのレポート」を無料でプレゼントします。
もしあなたができるだけ早くエクセルマクロVBAを習得して、仕事で使えるようになりたいなら、こちらのオンライン講座で学ぶことをオススメします。
その際には、「パソコンスキルの教科書」のできるだけ早く学ぶためのレポートも合わせて手に入れて、より早くマクロを習得してください。
学習ポイントを抑えて、もう一度チャレンジしよう!
いかがでしたか?あなたもエクセルマクロの学習ポイントが分かりましたか?
「エクセルマクロを学習したい」と思うのは、あなたが「自分はもっと成長できるはずだ」という可能性を感じているからです。しかし、これまで習得が難しかったスキルを身に付けるのはなかなか難しいことです。1日やる気になったからといっても、すぐに結果は出ないものです。
たとえば、ジムに通ってもただトレーニングしただけでは、ほとんど変化はないのと同じです。しかし、いいトレーナーに巡りあって、トレーニングを継続できれば、いい結果が出ますよね。
これと同じで、いい教材を見つけ、継続できる環境に身を置けば、自ずとエクセルマクロを身に付けることができます。
ただ、いきなり、理想の結果を手に入れるのはムズカシイです。なので、焦らずに少しずつ進んでいきましょう。ぜひ、この記事を読み終えたら、「これは!」と思ったことからチャレンジしてみてください。