エクセル初心者がマクロVBAを使うとき、インストールした状態(初期状態)だとマクロが無効になっています。
もちろん、マクロを有効化にすればマクロを使えるようになります。しかし、ただ有効化設定をするだけではコンピュータウイルスに感染するリスクがあります。
そこで、エクセル初心者がマクロを有効化し、安心して使える初期設定の方法を紹介します。
ウイルス対策!エクセルマクロを有効化の手順
エクセルマクロVBAの設定変更をしていない場合(初期状態の場合)、マクロが無効になっているためエクセルマクロを使えません。
しかし、ただマクロの有効化をしようとすると、ウイルス対策ができない場合があります。ここでは、コンピュータウイルスに感染しないようなマクロ有効化の手順を紹介します。
ステップ1|「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」にする
コンピュータウイルスに感染するリスクを減らしつつ、マクロを有効化するには「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」を選択します。
[1] 「ファイル」をクリック
[2] 「オプション」をクリック
[3] 「セキュリティセンター」をクリック
[4] 「セキュリティセンターの設定(T)」をクリック
[5] 「OK」をクリック
[6] 「マクロの設定」をクリック
[7] 「警告を表示してすべてのマクロを無効にする(D)」をクリック
[8] 「OK」をクリック
セキュリティセンターを一度閉じます。
ステップ2|「AvtiveXコントロール~」でメッセージバーを表示させる
次は、警告表示のメッセージバーを表示させるように設定します。
[1] 「ファイル」をクリック
[2] 「オプション」をクリック
[3] 「セキュリティセンター」をクリック
[4] 「セキュリティセンターの設定(T)」をクリック
[5] 「OK」をクリック
[6] 「メッセージバー」をクリック
[7] 「ActiveXコントロールやマクロなど~」をクリック
[8] 「OK」をクリック
ここで、一度エクセルを閉じます。
ステップ3|エクセルを開いたとき、コンテンツを有効化を押す
エクセルを開くと、 セキュリティの警告 マクロが無効にされました。とメッセージが出ます。そこで、コンテンツの有効化をクリックします。
エクセルを起動するたびに、このメッセージバーが表示されます。毎回、起動のたびに「コンテンツの有効化」をクリックしてください。
もちろ、マクロをすべて有効化にすることもできます。しかし、知らないエクセルファイルを開いたと同時に、コンピュータウイルスに感染する可能性があります。
面倒にみえますが、コンピュータウイルスからパソコンを守るためには、この方法がもっとも効果的です。
保存ファイル形式はxlsxにしない!xlsmに設定
実は、「.xlsx」のエクセルファイルでマクロを作成すると、マクロは作成できるが、マクロを保存できません。
そのため、マクロを作ったのに、次にエクセルを開いたとき、マクロが保存されていないことがあります。
ここでは、マクロが保存されるファイル形式に変更する方法を紹介します。
[1] 「ファイル」をクリック
[2] 「オプション」をクリック
[3] 「保存」をクリック
[4] 「ファイルの保存形式(F)」をクリック
[5] 「Excelマクロ有効ブック(*.xlsm)」をクリック
[6] 「OK」をクリック
この変更を行えば、エクセルファイルの保存形式が「.xlsx」から「.xlsm」に変更されます。
これで、エクセルを閉じても、マクロが保存されるようになります。
設定を変えるだけで、マクロ作成は早くなる
安心してマクロが使えるような設定について紹介してきました。しかし、これだけではまだ不十分です。なぜなら、マクロの効率的な使い方を知っておかないと、マクロを早く書けないからです。
どれだけ安心に車を運転できるような設定にしても、走るスピードが遅かったら、使い物になりません。
実際に、多くの方がマクロを早く書く設定にしていません。設定を1つ変えるだけで、かなり使いやすくなります。
こちらの記事では、マクロを効率的に作成するコツを紹介しています。ぜひ合わせて読んでみてください。
もし、さらに詳しくエクセルマクロの設定を知りたいなら、こちらの無料動画がオススメです。エクセルマクロの基本から自分で編集できるようになる方法を紹介しています。
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