パソコンスキルの教科書

パソコンスキルの教科書

東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

マクロVBAの印刷(PrintOut)の事例18|範囲,印刷設定,サイズ変更,縦横

vba 印刷 printout 範囲,印刷設定,サイズ変更,縦横

エクセルマクロVBAでシートを印刷するときの事例を紹介していきます。

この記事では、以下の印刷用のVBAプログラムを紹介します。

アクティブシートやシート名で印刷する方法

事例1|アクティブなシートを印刷する

事例2|シート名で印刷する

事例1|アクティブなシートを印刷する

Sub Sample1()
    ActiveSheet.PrintOut
End Sub

ActiveSheetでアクティブなシート(開いているエクセルシート)を選択し印刷を行います。

事例2|シート名で特定して印刷する

Sub Sample2()
    WorkSheets("Sheet1").PrintOut
End Sub

シート名を指定して印刷をします。

事例2は「シート1」という名前のシートを印刷します。

なお、事例2のプログラムのWorkSheets("Sheet1")の「Sheet1」を他のシートの名称に変更すれば、そのシートを印刷できます。

複数シートを印刷する|全シート、特定シートの印刷

事例3|全シートを印刷する

事例4|特定シートを印刷する

事例5|特定シート以外を印刷する

事例3|全シートを印刷する

開いているエクセルファイルの全てのシートを印刷します。

Sub Sample3()
    ActiveWorkbook.PrintOut
End Sub

事例4|特定シートを印刷する

開いているエクセルファイルに「Sheet1」という名称のシートがあれば、それを印刷します。

Sub Sample4()
    Dim ws As Worksheet
    For Each ws In Worksheets
        If ws.Name = "Sheet1" Then
            ws.PrintOut
        End If
    Next
End Sub

4行目の「Sheet1」を別のシート名に変更すれば、そのシートを印刷可能です。

事例5|特定シート以外を印刷する

開いているエクセルファイルの「Sheet1」という名称のシートを除いて全て印刷します。

Sub Sample5()
    Dim ws As Worksheet
    For Each ws In Worksheets
        If ws.Name <> "特定のシート名" Then
            ws.PrintOut
        End If
    Next
End Sub

4行目の「Sheet1」を別のシート名に変更すれば、そのシートを除いて全て印刷することができます。

印刷範囲を指定する|セル指定、ページ指定、最終行の自動指定

事例6|アクティブシートの印刷範囲を指定して印刷する

事例7|特定シートの印刷範囲を指定して印刷する

事例8|特定シートの印刷範囲を最終行まで指定して印刷する

事例9|アクティブシートの印刷ページを指定して印刷する

事例6|アクティブシートの印刷範囲を指定して印刷する

アクティブシート(開いているエクセルシート)の「A1~D4」の範囲を指定して印刷します。

印刷範囲を指定する場合は、PrintOutに以下を書き足します。

.PageSetup.PrintArea =”印刷したい範囲”

Sub Sample6()
    ActiveSheet.PageSetup.PrintArea = "A1:D4"
    ActiveSheet.PrintOut
    ActiveSheet.PageSetup.PrintArea = False
End Sub

4行目はPrintAreaで指定している範囲を初期化するためのものです。

初期化しないと、連続して印刷したときにA1:D4の範囲指定が残ってしまい、印刷に影響が出るからです。

事例7|特定シートの印刷範囲を指定して印刷する

「Sheet1」というシート名の「A1~C2」の範囲を指定して印刷します。

Sub sample7()
    WorkSheets("Sheet1").PageSetup.PrintArea = "A1:C2"
    WorkSheets("Sheet1").PrintOut
    WorkSheets("Sheet1").PageSetup.PrintArea = False
End Sub

事例8|特定シートの印刷範囲を最終行まで指定して印刷する

シートの最終行を取得して、その最終行までを印刷範囲として指定します。

なお、この事例ではA列の最終行を取得しています。

Sub Sample8()
    Dim cmax As Long
    cmax = Worksheets("Sheet3").Range("A65536").End(xlUp).Row
    With Worksheets("Sheet3")
        .PageSetup.PrintArea = "A1:E" & cmax
        .PrintOut
        .PageSetup.PrintArea = False
    End With
End Sub

事例9|アクティブシートの印刷ページを指定して印刷する

1枚のシート中で、複数ページにまたがる場合、ページ数を指定して印刷することができます。

印刷ページの指定方法は、PrintOutに以下を書き足します。

From:=”印刷開始ページ番号”

To:= “印刷終了ページ番号”

以下の事例は1~3ページ目まで印刷します。

Sub sample9()
    ActiveSheet.PrintOut From:=1, To:=3
End Sub

印刷設定をして印刷する

事例10|印刷範囲を一枚に収める|FitToPagesWide, FitToPagesTallを使う

事例11|印刷サイズをA4に選択する|PaperSizeを使う

事例12|印刷サイズをA3に選択する|PaperSizeを使う

事例13|印刷を縦向きに設定する|xlPortraitを使う

事例14|印刷を横向きに設定する|xlLandscapeを使う

事例10|印刷範囲を一枚に収める|FitToPagesWide, FitToPagesTallを使う

印刷範囲を1枚に収めたい場合は、PrintOutに以下を書き足します。

.FitToPagesWide =1 |横方向で1ページになるように縮小

.FitToPagesTall =1 |縦方向で1ページになるように縮小

Sub Sample10()
    With ActiveSheet.PageSetup
        .Zoom = False
        .FitToPagesWide = 1
        .FitToPagesTall = 1
    End With
    ActiveSheet.PrintOut
End Sub

注意点は、3行目の「.Zoom=False」を入れることです。

ZoomオプションはデフォルトでTrueですが、Zoom=Trueのままだと、FitToPagesWideやFitToPagesTallの設定が無視されてしまいます。

事例11|印刷サイズをA4に選択する|PaperSizeを使う

印刷サイズの変更は以下のプログラムで可能です。

.PageSetup.PaperSize = "変更したいサイズ"

Sub Sample11()
    ActiveSheet.PageSetup.PaperSize = xlPaperA4
    ActiveSheet.PrintOut
End Sub

事例12|印刷サイズをA3に選択する|PaperSizeを使う

Sub Sample12()
    ActiveSheet.PageSetup.PaperSize = xlPaperA3
    ActiveSheet.PrintOut
End Sub

事例13|印刷を縦向きに設定する|xlPortraitを使う

印刷の向きは以下のプログラムで変更可能です。

.PageSetup.Orientation = xlPortrait|縦向き

.PageSetup.Orientation = xlLandscape|横向き

Sub Sample13()
    ActiveSheet.PageSetup.Orientation = xlPortrait
    ActiveSheet.PrintOut
End Sub

事例14|印刷を横向きに設定する|xlLandscapeを使う

Sub Sample14()
    ActiveSheet.PageSetup.Orientation = xlLandscape
    ActiveSheet.PrintOut
End Sub

印刷トレイを選択する

事例15|プリンタを切り替える方法

実はマクロからは印刷トレイを直接操作することができません。

そこで、あらかじめ登録されている複数のプリンタを切り替える方法を紹介します。

プリンタの指定は、PrintOutにActivePrinter:="印刷に使いたいプリンタ名”とします。

事例15|印刷用プリンタを切り替える

Sub Sample15()
    ActiveSheet.PrintOut ActivePrinter:="Snagit 2019"
End Sub

上記の「Snagit 2019」をお使いのプリンターの名前に切り替えることで、プリンタを指定できます。

プリンターの名称はエクセルで印刷するときの画面を見れば確認可能です。

f:id:gene320:20190409214438j:plain

印刷せずにプレビュー表示を行う方法

事例16|印刷プレビューを開く(印刷はしない)

事例16|印刷プレビューを開く(印刷はしない)

印刷せずに印刷プレビューを開くだけのプログラムです。

Sub Sample16()
    ActiveSheet.PrintOut preview:=True
End Sub

印刷する枚数を指定する

事例17|印刷枚数を指定する

事例17|印刷枚数を指定する

ここでは、2部印刷するよう事例を紹介します。

Sub Sample17()
   ActiveSheet.PrintOut Copies:=2
End Sub

PDFとして印刷する

事例18|エクセルからPDFに変換して印刷する

事例18|エクセルからPDFに変換して印刷する

Sub Sample18()
    Worksheets("Sheet1").ExportAsFixedFormat Type:=xlTypePDF, Filename:=ThisWorkbook.Path & "\test.pdf"
End Sub

「Filename:=ThisWorkbook.Path & "\test.pdf"」でPDFの保存先を指定しています。

この事例では、エクセルファイルの保管フォルダと同じ場所に「test.pdf」というファイルを保管するようにしてあります。

保管場所を変更したい場合は、「ThisWorkbook.Path & "\test.pdf"」を変更します。

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この記事では、マクロVBAの印刷プログラムについて紹介しました。ここで紹介したマクロを利用すれば、作業の自動化が可能になります。

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