仕事をしていると「この人はパソコンが使えないな」と感じるときがあります。
実際、会社に勤務していると「パソコン操作に慣れていない新人社員」や「明らかに非効率的にPCを使っている上司」がいます。
このような人を見ると、直感的に仕事ができない人と感じてしまいます。
しかし、そもそもパソコンが使えない人とは具体的にどのような人なのでしょうか。
そこで、パソコン操作の上級者が考える「パソコンが使えない人」の特徴を10コお伝えします。
また、パソコン操作が得意になる方法も合わせて紹介します。
- 新入社員や上司の操作で分かる「パソコンが使えない人」の10の特徴
- なぜ社会人の多くはパソコンが使えないのか?
- 「パソコンが得意」と言えるようになるため方法
- 最初から得意な人はいない!基本を練習するのみ
新入社員や上司の操作で分かる「パソコンが使えない人」の10の特徴
パソコンの正しい操作について知ると、PCを使いこなしていると人と使えない人の差が分かるようになります。
例えば仕事でのパソコン操作を見れば、センスの良い新人社員は一発で分かります。同時にパソコン音痴の上司も10秒で分かります。
それでは、どのような特徴を見て判別しているかというと、以下の10コです。
特徴1|デスクトップがファイルだらけ
特徴2|ファイルを複製したがる
特徴3|姿勢が悪い
特徴4|ショートカットキーを使わない
特徴5|ファイルを探すのに時間がかかっている
特徴6|ウェブ検索でInternet Explorerを使っている
特徴7|すぐに「壊れた」と考える
特徴8|ウェブで調べない。そもそも調べ方を知らない
特徴9|キーボードのタイピングが遅くマウスばかり使用している
特徴10|説明が下手(論理的思考力が低い)
それでは一つずつ説明していきます。
特徴1|デスクトップがファイルだらけ
パソコンのデスクトップを見ると、ファイルだらけの人がいます。
このような人を見ると、私は「PCを使えない人だな」と感じてしまいます。
なぜなら、デスクトップに置いた方がファイルが見つけやすいと考えているからです。
しかし、デスクトップに置くよりフォルダで管理した方が紛失が少ないです。
これは自分のデスクを考えてみると分かりやすいです。
とりあえず使うかもしれないと考えてデスクの上に資料を置いている人がいます。しかし、このような人に限って資料を紛失してしまいます。
一方で仕事が速くて正確な人ほどファイル管理をしたり整理整頓をしたりして、資料をすぐに出せるようにしています。
このようにとりあえずデスクトップにファイルを置いておく人は、「PCの正しい整理整頓を知らないのだな」と感じてしまうのです。
特徴2|ファイルを複製したがる
パソコンが使えない人ほど、複製して新しいファイルを作りたがります。
もちろん、バックアップを作る意味でファイルを複製するのは意味があります。
しかし、とりあえずファイル名をムダに複製する人は今のPC操作しか考えていません。
将来的に資料を見直す人のことを考えていないので、「PCを使えない人・仕事ができないい人」と判断されてしまいます。
例えば、上記の画像は実際に合った例で、ファイル名に最新版がついていてどれがどれだか分からなくなっています。
「不安だから」、「とりあえず過去の資料を残しておきたい」というのは、PCを使える人の発想にはありません。
このように、ファイルを作った時点のことしか考えていない人は、エクセルを使えないどころか仕事ができない人と思われてしまいます。
なお、フォルダやファイルは効率的に操作する方法があります。以下で詳しく説明していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。
特徴3|姿勢が悪い
パソコンが得意な人は、仕事をしているときの姿勢がキレイです。
なぜなら、姿勢がいいと疲れがたまりづらいからです。意識していい姿勢を保っているのです。
一方でパソコンをしているときの姿勢が悪い人は、体の疲れが蓄積して、仕事への集中力を欠いてしまいます。
実際、私はパソコン仕事を始めたころ、姿勢が悪くパソコンに顔を近づけていました。
そのせいで、眼精疲労がひどくなってしまいました。
そこで、正しい姿勢を意識するようにしました。その結果つかれが多少ラクになりました。
また、私の知り合いは、姿勢が悪くて毎週のように整骨院に行っていました。
しかし、姿勢に気をつけるようにしてから、症状が軽減して、月1回程度にまで通院頻度が減ったと嬉しそうに話をしていました。
このようにパソコン仕事の姿勢が悪い人は、パソコン仕事に集中できない環境を自ら作っています。
そのため、パソコンを使えない人だなと感じてしまうのです。
特徴4|ショートカットキーを使わない
ショートカットキーとは、キーボードだけでパソコン操作をする方法のことを言います。
なぜショートカットキーを使わないことがパソコンが使えない人の特徴かというと、マウスを使うとパソコン操作が遅くなるからです。
例えば、マウス操作に慣れている人はウェブページを [Ctrl] + [W] で閉じることができることを知りません。
そのため、マウスを使ってウェブページの右上の「×」ボタンをクリックしてページを閉じるのです。
しかし、ショートカットキーを使いこなせる人は、マウスに頼らずショートカットキー [Ctrl] + [W] で閉じます。
実際、私の知り合いに営業管理の部署で働いている50代の人がいました。
その人はショートカットキーを使えるようになっただけで、毎日の残業が1時間減らすことができたと喜んでいました。
当然、ショートカットキーを一つ知っているだけでは、仕事の生産性は変わりません。
そのため、ショートカットキーを使いこなせる人はしっかりとパソコンを学んできたことが分かるのです。
一方でショートカットキーを使えない人を見ると、パソコンを学んでいない人という印象を与えてしまうのです。
ショートカットキーについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
特徴5|ファイルを探すのに時間がかかっている
パソコン仕事では、目的のファイルを探すために、いろいろなフォルダを移動します。
このとき、目的のファイルを探すまでに時間がかかる人がいます。このような人はパソコンが使えない人です。
なぜなら、ファイルを探しやすい設定にしていないからです。
例えば、パソコン上級者はよく使うフォルダに一瞬で移動できるように工夫しています。
さらにフォルダやファイルの名称を工夫して、見分けがつくように設定しています。
しかしパソコンを使えない人ほど、パソコンについて何も分からずとりあえずファイルを保管したり設定をしたりしているのです。
以下の記事で、私がファイルを探す時間を早くするためにやっていることを紹介しています。
ぜひ合わせて読んでみてください。
特徴6|ウェブ検索でInternet Explorerを使っている
インターネットを使うときに、インターネットエクスプローラーを使う人はパソコンを使えない人と思われてしまいます。
なぜなら、インターネットエクスプローラーは低速だからです。そして、私はグーグルクローム(Google Chrome)を使っています。
実際、Google Chromeなどを使っている人は、IEを使っている人より仕事が続いたというデータもあります。
出典:https://www.techworm.net/2016/06/firefox-chrome-users-committed-work-safari-ie.html
NetMarketShareによるとGoogle Chromeを使うユーザーが41.6%でもっとも多いと言われています。
このようにパソコンが使えない人ほど、インターネットエクスプローラーを使うのです。
特徴7|すぐに「壊れた」と考える
パソコンが使えない人ほど、何かあったときに「壊れた」と考えてしまいがちです。
例えば私が相談を受けたことの中に、「エクセルが壊れたので、なんとかしてほしい」というのがありました。
実際にエクセルを見てみると壊れておらず、行が非表示に設定されていただけでした。
相談者は非表示になっている行に気づかず、「パソコンが壊れて悪さをした」と判断したのです。
しかしパソコン上で何か起こったとき、そこには必ず何か原因があります。
その原因を特定できれば、PCが壊れたわけではないことが分かります。
しかしパソコンが使えない人ほど、自分にとって分からないことが起きたときに「PCが壊れた」と判断してしまうのです。
特徴8|ウェブで調べない。そもそも調べ方を知らない
パソコンが使える人であれば、分からないことがをGoogle、Yahooを使って調べます。
なぜなら、解決策がウェブ上で公開されていることは多いからです。
例えばパソコンが重いときの解決方法であれば、当サイトでも解決方法を紹介しています。
しかしパソコンが使えない人ほど、自ら調べようとしません。そして、調べる習慣がついていないので、そもそもの調べ方も知らないのです。
そのため、自分で解決することができず、パソコンが使えないままになっているのです。
特徴9|キーボードのタイピングが遅くマウスばかり使用している
タイピングが遅くマウスばかり使用している人はパソコンが苦手です。
なぜなら、タイピングはパソコン仕事の基本だからです。
これはスポーツを考えてみると分かりやすいです。例えば、スポーツで言えば足が速い人はスポーツ全般が得意なことが多いです。
それは、足の速さがスポーツをする上でカギになるからです。逆に足の遅い人は運動音痴と思われてしまいます。
実は、スポーツでの足の速さがパソコン仕事でのタイピングの速さです。
タイピングが早い人はパソコンがどんどん使えるようになる一方で、タイピングが遅い人はパソコンが上達しません。
実際、私の同僚は人差し指だけでタイプしてデータ処理をしていました。
「人差し指の方は速いんですよ」と自信満々に言っていましたが、全ての指を使う方が速いのは明白です。
その人は毎日遅くまで残業していましたが、タイピングが遅いので仕事がはかどらず会社からの評価もイマイチでした。
このようにタイピングが遅い人はパソコンが使えない人と思われてしまいます。
タイピングを含めたパソコンスキルについては以下の記事で紹介しています。ぜひ、タイピングに自信がない人は読んでみてください。
特徴10|説明が下手
何かを説明するのが下手な人や論理的思考力が低い人は、パソコンも使えないだろうと感じます。
なぜなら、説明が下手な人は順序立てて物事を進めるのは下手だからです。
例えば、パソコン操作は順序立てて操作すれば使いこなすのは難しいことではありません。
実際エクセル操作やウェブサイト検索も本を見ながら実践してみれば少しずつコツをつかむことができます。
しかし、説明が下手ない人は物事を順序立てて考えるのが苦手なので、本の内容も理解するのが簡単ではありません。
そのため、「できなくてもいいか」と考えて、自己流でパソコンを操作しようとしてしまうのです。
その結果、パソコンが上達しないのです。
このように何を説明したり能力が低い人は、パソコンが苦手になってしまうのです。
論理的思考力を含めた順序立てて物事を考えるスキルについては以下の記事で紹介しています。合わせて読んでみてください。
なぜ社会人の多くはパソコンが使えないのか?
ここまでパソコンが使えない社会人の特徴を10コお伝えしてきました。この10コを見ると、当てはまった部分があった人もいるはずです。
実際、私が会社で働いていたとき上記の特徴に当てはまる人を何度も見てきました。
そのような人を見るたびに本当にもったいないと感じていました。
それはパソコンは正しい使い方を知れば、すぐに生産性が2,3倍に上がるからです。
私の知り合いもショートカットキーとタイピングを1ヶ月ほど練習して、残業を1時間減らすことができました。
しかし、多くの人はパソコンを自己流で覚えて定年まで働き続けるのです。
正しく学べばパソコンを使えるようになる
覚えておいてほしいのは、パソコンは正しく学べば1,2か月で高いレベルで使いこなせるようになるということです。
パソコンを使いこなせない人は、正しく学ぶ機会を得られていないだけです。
例えば、野球でも選手だけで甲子園に出場するほど上達する人はほとんどいません。しかし、プロのコーチに学べば甲子園出場も難しい話ではありません。
これはパソコンでも同じです。自己流で学ぶのではなくプロから学んでスキルアップを目指すことが大切です。
「パソコンが得意」と言えるようになるため方法
スキルアップしたいなら、まずはパソコンの基本を抑えることが大切です。その基本を抑えた上で、継続的に学ぶことが大切です。
以下の記事を読んで学んでみてください。
最初から得意な人はいない!基本を練習するのみ
パソコンを最初から上手に使える人はいません。
得意か苦手かを決めるのは、あなたがこれまでパソコンを「どれだけ触ってきたか?」や「分からないことを調べてきたか?」です。
例えば、私は「ピアノが苦手なので、うまくなるにはどうすればいいのですか?」とピアノが得意な人に聞いたことがあります。
その答えは、「練習してなければ苦手のままです、まずは練習してみてはどうですか」と言われました。
これはパソコンも同じです。パソコンが苦手な人は、単純に練習不足です。
結局、練習してみるしかないのです。そして、練習すればパソコンが使えるようになるのは意外と簡単です。
もしあなたがもっと具体的にどうやってトレーニングしたらいいか迷っているのなら、もしパソコンの基本を学びたいなら、こちらの無料動画で学ぶことをオススメします。
パソコンの基本スキルを丁寧に解説しています。ぜひ学んでみてください。
初心者にもわかりやすく説明されているので、何度か視聴すれば、基本が理解できるでしょう。
ぜひパソコンが使えるようになり「パソコン仕事が楽しい!」と言えるようになりましょう!