今の仕事を辞めて事務へ転職したいと考える人がいます。
しかし、実際に転職活動を始めてもなかなか進展しない人は多いです。その理由として、以下があります。
●転職がなかなか進展しない理由
・転職成功までに何をすればいいのか?
・面接対応や志望動機・自己PRの作成方法が分からない
・転職エージェントはどこを使うべきか?
・未経験者でも大丈夫なのか?
・年収や給与はどのくらいなのか?
・今の仕事を円満に退職する方法とは?
このような悩みは、実際に未経験からの転職を経験した人でないと分かりません。
そこで、20代で営業から未経験で事務職に転職した人に事務への転職の方法を詳しく聞きました。
この記事では、その人が営業から事務へ転職するまでにやったことを一つずつお伝えしていきます。
- 転職活動を考えてから成功するまでステップと必要期間
- ステップ1|転職を考えだしたきっかけ・転機
- ステップ2|転職に向けて調査開始
- ステップ3|自己PR(アピール)・志望動機の作成
- 職務経歴書の例文
- ステップ5|転職エージェントとの相談・戦略立案
- ステップ6|円満な退職に向けて準備をする
- ステップ7|その企業に応募する理由の作成
- ステップ8|複数企業へ応募
- ステップ9|筆記試験を受験
- ステップ10|面接(数回)
- 私が転職を成功させることができた理由・要因
- 転職に成功したら、次の準備をする
転職活動を考えてから成功するまでステップと必要期間
執筆者(私)は未経験から事務へ転職しました。
もともと私は短大卒後、新卒で医療機器企業に就職し、転職までに営業として3年間働きました。
転職のきっかけは、営業職を続ける中で、以下のことを感じるようになったからです。
●転職のきっかけ
・体力的に続けられない
・営業職に向いていない
・プライベートが一切ない
とくに営業の場合、お客様優先で自分の時間が取れないため「自分はこのままでいいのだろうか」と考えるようになったのです。
それがきっかけで転職活動を始め、未経験から業界トップ10に入る大手企業の事務へ転職を成功させました。←合っています。正確には第3位です。
転職活動を考えてから成功するまでのステップと必要期間はそれぞれ以下に示します。
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
1 | 転職を考えだしたきっかけ・転機 | 転職6ヶ月前 |
2 | 転職に向けて調査開始 | 転職6ヶ月前 |
3 | 自己PR(アピール)・志望動機の作成 | 転職5ヶ月前 |
4 | 履歴書・職務経歴書の作成 | 転職5ヶ月前 |
5 | 転職エージェントとの相談・戦略立案 | 転職4ヶ月前 |
6 | 退職 | 転職4ヶ月前 |
7 | その企業に応募する理由の作成 | 転職3ヶ月前 |
8 | 複数企業へ応募 | 転職3ヶ月前 |
9 | 筆記試験を受験 | 転職2ヶ月前 |
10 | 面接(数回) | 転職1ヶ月前 |
それでは以下でステップごとに紹介していきます。
ステップ1|転職を考えだしたきっかけ・転機
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
1 | 転職を考えだしたきっかけ・転機 | 転職6ヶ月前 |
転職を考えだしたきっかけや転機は、長時間労働です。
私は前職で営業をしていたのですが、朝7時から深夜2時3時まで働きっぱなしの毎日を送っていました。
一年半もの間、自分の時間が一切取れなかったのです。
とくに風邪をひいても休めなかったのは本当につらかったです。
たとえば、高熱を出した日も意識がもうろうとしながら働いていたこともありました。
病院が空いている時間に仕事を終わらせることができなかったときは病院で薬をもらうこともできませんでした。
このような生活をずっと続けていると、いつか体を壊し仕事ができなくなると思い転職を決意しました。
そして、ここで転職を意識し始めてから6ヵ月で次の職場へ転職したのです。
私が転職を考えたきっけかは以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ合わせて読んでください。
ステップ2|転職に向けて調査開始
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
2 | 転職に向けて調査開始 | 転職6ヶ月前 |
転職に向けて行動しようと決めてから、いろいろと調査を始めました。
しかし選択肢を広げるほど、情報量が多くなってしまいます。
このままでは選択肢が多くなるだけだったので、「自分が何をしたいのか?」や「自分の経験や強みは何か?」を考えました。
自分はどのような働き方が良いのか? 基準を決めた
私は営業として働いていた自分を振り返しながら、何が自分にとって理想の働き方なのかを考えました。
まずお給料が真っ先に頭に浮かびました。
実は、営業という職業は長時間労働で休みがないかわりに、お給料は同世代からすると破格でした。
私は短大卒なのですが、短大卒の初年度平均年収は280万円です。一方で私は900万円でした。これは約3.2倍です。
しかしお給料が高ければ幸せだったかと聞かれると、決してそうではありませんでした。
実際に営業として長時間労働を経験してみると、定時で仕事を終わらせ私生活を充実させるほうが高いお給料より充実しているように感じました。
そのため定時に帰れるなら、その代償としてお給料が下がることはしかたないと考えるようになりました。
このように私生活の充実が私のキーワード(条件)だったことに気づいたのです。
企業が求める人材やスキルを探す
そこで私が求める条件をもとに転職サイトで実際に調べてみると、たくさんの募集がありました。
その中でも私が注目したのは募集に掲載されている仕事内容です。
実際、私は定時退社が転職の絶対条件だったので仕事内容以外は特にチェックしませんでした。
なぜなら詳しく仕事内容を記載している企業ほど残業時間が短いと予想したからです。
何をするのか明確に仕事内容が決まっているとそれさえこなせば定時に帰ることができると考えたのです。
実際に転職サイトを見てみると、以下のように仕事内容が記載されています。
転職を考えたとき、注目したのは仕事内容を具体的に提示しているかどうかです。
上記の2つは具体的に箇条書きで仕事内容がはっきりわかります。
一方で、「パソコン業務」や「資料作り」などざっくりした内容を書いてある会社がほとんどでした。
中には、以下のように仕事内容の記載がない企業もあります。
このような視点で転職サイトの情報を吟味していきました。
自分の強みを活かせる会社かどうかも見極めた
転職サイトの仕事情報を見ながら、「私はこの企業で働いて強みを活かせるかどうか」も考えていました。
なぜなら、私は周囲から几帳面で真面目だと言われることが多かったからです。
実際、私は友人から「真面目で単純作業でもコツコツ取り組めるのがいいところだから、もっとそれを活かせる職場に出会えるといいね。」と言われていました。
このような友人のアドバイスも転職をしようという気持ちになった大きな後押しでもありました。
自分の求めるものと企業が欲しがるものをマッチさせる
転職先の情報を見ていると、私に合わない企業も分かるようになっていきました。
私は仕事に対して自分の意見を持ち業務改善を積極的にしていくのは苦手だと考えていました。
そのため企業の募集要項に以下の言葉がある企業は避けるようにしていました。
●私が避けていた企業
・積極的に業務改革に取り組んで下さる人
・新店舗につきリーダーとして活躍してくれる人
逆に以下のようなメッセージがある企業いは積極的に応募していました。
●私が積極的に応募した企業
・コツコツとミスなく作業できる人
・一緒に仕事をする仲間に溶け込める人
このようにして、転職したい企業を10社にまで絞り込みました。
ステップ3|自己PR(アピール)・志望動機の作成
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
3 | 自己PR(アピール)・志望動機の作成 | 転職5ヶ月前 |
次に自己PRや志望動機の作成を行いました。
私は以下のようなことを考えて自己PRと志望動機を作成しました。
自己PR(アピール)の書き方
●自己PR(アピール)
→どのような強みやスキルで聞き手である企業に貢献できるかを考えて作成する
わたしは営業からの転職でしたので、コミュニケーションスキルに長けていることが自分のアピールポイントでした。
実際、事務職でも一緒に働く人とコミュニケーションをとる機会があります。
また電話対応やお茶出しで外部の人とお話する機会もあります。
そこで、これまでの仕事で培ってきたスキルを事務職としてどのように応用できるかを伝えることにしたのです。
自己PRの例文
●実際の私の自己PR文
・質問力、コミュニケーション能力
相手のニーズを聞き出すための質問や言わせたい言葉がある場合それを引き出す質問ができる。また相手が話したいことをテンポよく聞く事ができるため気難しい相手でも打ち解けることができる。
・作業の丁寧さ、正確さ
在庫管理の数値の入力や、郵便物の発送やハンコ押しなど単純な作業を正確に丁寧にこなせる。
事務員として勤務した経験はないがExcel、Wordをつかった上級情報処理士の資格を取得しており、前職では書類作りに定評があった。
以上の理由から事務員としてはもちろん営業経験で培ったコミュニケーションスキルも活かし御社に貢献できます。
志望動機の書き方
●志望動機
→自分の正直な気持ちをベースに、その企業でないといけない理由を考えて作成する
最終的に私が転職したのは医療機器を扱うメーカーでした。
その医療機器メーカーを選んだ本当の理由は、定時退社ができるかでした。
しかし、正直に定時退社が出来るのが魅力と伝えるのは印象が悪い場合があります。
そこで、伝え方を工夫しました。
たとえば時間内に仕事を収めるために工夫をしているのが素晴らしいと思ったことや、自分の働き方としていかに短い時間で良いパフォーマンスを発揮できるか考えながら働くのが好きだと伝えました。
このように自分の正直な気持ちをベースに、聞き手である企業側がどう受け取るかを大事にして志望動機を作成します。
以下で実際に私が作成した自己PRや志望動機を載せますので、参考にしてみてください。
志望動機の例文
●私の実際の志望動機の例文
・働き方の理想
御社の掲げる定時退社を達成するためにはいかに効率よく正確に仕事をこなすかを常に考えながら一日を過ごす必要があると考えます。
わたしはだらだらと仕事をするのが苦手で常にもっと良い方法はないか考えているため御社の掲げる働き方に合うと考えます。
・医療機器業界での勤務経験
少子高齢化が進んでいる昨今では医療機器のあり方について大きく見直されています
わたしは前職でお年寄りやお身体の不自由な方のQOLを向上させるために医療機器を販売していました。
その中でQOLの向上が人にとっていかに大切なのかを実感しました。補聴器も患者様のQOLの向上に大きくかかわっており、少しでも充実した生活に導くお手伝いをしたいと思いました。
職務経歴書の例文
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
4 | 履歴書・職務経歴書の作成 | 転職5ヶ月前 |
職務経歴書は自分の経験を示すものであるため、淡々と書きました。
以下に私の職務経歴書の例文を紹介しますので、参考にしてみてください。
■職務経歴書
短大卒業後、2015年4月より医療機器の営業をしておりました。お客様のニーズに合った商品を提供し、満足して頂けるよう努めてまいりました。しかしながら毎日朝7時から深夜3時まで働くことに体力的に限界を感じ、今後の人生設計に不安を覚え退職に踏み切りました。
ステップ5|転職エージェントとの相談・戦略立案
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
5 | 転職エージェントとの相談・戦略立案 | 転職4ヶ月前 |
ステップ2で転職先の企業をある程度絞り込み、ステップ3,4で自己PRや職務経歴書を書いたら、転職エージェントと相談しました。
なぜなら、転職エージェントの意見をもらうことで、転職成功の可能性が上がるからです。
例えばエージェントに相談すれば、客観的な意見をもらうことができます。
エージェントは自己PRや職務経歴書を見て、「私が希望する分野への転職は可能か」、「自分はどのような企業に適しているか」、「自分の魅力は何か」についてアドバイスをしてくれました。
実際に私がもらったアドバイスは以下です。
●実際に転職エージェントからもらったアドバイス
・営業経験があるというのはコミュニケーションスキルのアピールになる
・明るく前向きで周囲の方となじむことのできる性格
・外資系の企業よりは保守的な純日本企業に向いている
・定時退社を希望するのならお給料は妥協する必要がある
・営業事務ではなく一般事務の募集はとても少ないので競争率が高い
このアドバイスにより、自分が客観的にどのように見えるのかを再認識することができました。
その結果、転職成功の可能性を上げることができたのです。
転職エージェントから複数の意見をもらうと良い
ステップ2~4を自分だけでやりきると視野が狭くなりがちです。
そのため必ず他人の声をもらうことをおすすめします。
そうすることで、自己PRや職務経歴書が受かりやすいものを作成することができるからです。
実際、転職エージェントの話をきくことで、事務の転職競争率や、私が企業からどのように見えるかを聞くことができました。
ただ注意したいのが、複数のエージェントから意見をもらうことです。
なぜなら転職コンサルタントによって、力量のばらつきがあったり思惑があったりするためです。
例えば、転職コンサルタントの中には経験が浅い人もいれば、あなたを早く転職させて自身の成果を早く出したいと考える人もいます。
このように転職エージェント全員の意見が正しいとは限らないのです。
そこで複数のコンサルタントから意見をもらい、自分なりに腑に落ちた意見を参考にして戦略を立てるのが大切です。
ステップ6|円満な退職に向けて準備をする
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
6 | 退職 | 転職4ヶ月前 |
私は、このタイミングで退職しました。
なぜなら営業の仕事は長時間労働だったため、仕事をしながら転職活動をすることは不可能だったからです。
このとき、退職を伝えてから実際に退職するまでには、気を使いました。
これまで何人も仕事を辞めていく人をみてきたのですが、辞めるのが上手い人と下手だった人がいたからです。
●会社を辞めるのが上手かった人
会社に不満があるからやめるのではなく、自分の成長の為に辞めるというスタンスだった。
●会社を辞めるのが下手だった人
この会社にいることに意味がないと文句を言ったり、周りにも転職を促したりしていた。
そこで、私は以下のことを実践するように心がけていました。
●気を遣った点1:自分のいなくなった後の話題に興味を示す。
3月いっぱいで退職予定でしたが、4月から始まるプロジェクトや商品の価格変更の話題にあからさまに興味をもたないと感じがわるいので積極的に参加するようにしていました。
●気を遣った点2:引き継ぎ資料の作成
正直自分がいなくなったあとこのとなんて知ったこっちゃないと思いますが、印象を良くするためにどこに何があるか、月末月初の作業は何をするのかを資料にしてまとめました。
これらをこなして、辞めていきました。
このように、会社のせいにして辞めるのではなく自己都合である個人の成長やライフスタイルの変化で辞めるスタンスで仕事をこなしていたので、円満に退社できました。
ステップ7|その企業に応募する理由の作成
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
7 | その企業に応募する理由の作成 | 転職3ヶ月前 |
ステップ5でもらったフィードバックと自分の要望を考慮して、企業ごとに応募理由を考えました。
たとえば、成果主義の外資系企業に対してコツコツとまじめに仕事に取り組めることをアピールし点もあまり刺さりません。
そう言った場合はいかに自分がユニークなアイディアを出して仕事を改善していった経験があるかを話した方が良いです。
逆に純日本企業の場合は協調性や正確性をアピールするようにしていました。
ポイントとしては、自分の経歴が相手企業が求めている人材と合致していることを伝えるのが重要です。
私の場合は純日本企業だったので、協調性や正確性をアピールしました。
また当然ですが、応募した企業を選んだ理由は面接で必ず聞かれます。
しっかり時間をかけて整理しておく必要があります。
ステップ8|複数企業へ応募
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
8 | 複数企業へ応募 | 転職3ヶ月前 |
私は合計10社に応募しました。なぜなら1社に絞ると、本当に自分に合った企業かどうか分からないからです。
たとえば、私は医療系の企業と輸入系の企業など全く違う分野の企業に応募しました。
そしていくつかの異なる分野に応募することで、分野ごとの特徴がみえてきました。
実際、医療系やインフラ関係などは定時に終わることが多かったり、コツコツ仕事をすることが評価されたりする特徴があることに気付いたのです。
このように複数の企業に応募したことで、自分に合った企業を選べるようになりました。
ステップ9|筆記試験を受験
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
9 | 筆記試験を受験 | 転職2ヶ月前 |
筆記試験では一般教養と小論文のケースがほとんどでした。
一般教養はSPIのような試験で、ことわざや漢字、数学Ⅰレベルの方程式、食塩水の濃度を同じにする問題などでした。
以下の教材を勉強しておけば十分な内容です。
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また、小論文については以下の書籍がおすすめです。
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ステップ10|面接(数回)
ステップ | 内容 | 期間 |
---|---|---|
10 | 面接(数回) | 転職1ヶ月前 |
筆記試験に合格すると、面接が行われます。私の場合は2回ありました。
●面接回数と面接官
1回目→採用担当者
2回目→人事部長
面接で聞かれたのは、以下です。
●面接で聞かれたこと
・自己PRを含めた自己紹介
・転職する理由
・企業を選んだ理由
・事務を選んだ理由
・職務経歴書に書いた経歴
●面接官:自己PRを含めた自己紹介をお願いします。
●私:~と申します。わたしは短大卒業後医療機器メーカーの営業職として2年間勤務していました。明るくコミュニケーション能力が高いことと仕事の正確さを評価されてきました。本日は貴重なお時間を頂戴しますので全力でわたしの良さをアピールできるように頑張ります。
●面接官:転職する理由を教えてください。
●私:前職の仕事内容には大変満足しておりましたし、やりがいも十分ありました。しかしながら4ヶ月間地方に出張し休みなく働く勤務スタイルでした。
いまは若さで乗り切れるかもしれませんが、この先10年後も同じように働けるかと考えると現実的ではないという結論になり退職致しました。
●面接官:企業を選んだ理由は何ですか?
●私:御社は補聴器メーカーということで超高齢化社会を迎えている日本において先行きが明るいと考えました。
日本の補聴器普及率は13.5%と先進国の中でも低く今後さらに普及していく可能性があふれているのが魅力的でした。
●面接官:営業から事務を選んだ理由を教えてください。
●私:私はもともと営業職採用ではなく事務職採用で就職しましたが、コミュニケーション能力の高さを評価され営業職として勤務していました。
長く会社に貢献したいという気持ちと、コツコツとまじめに仕事をこなすことができる点から事務職に転職を希望します。
これらは想定していた質問でした。しかし、想定外の質問もありました。たとえば、以下です。
想定外の質問
●面接官:結婚の予定はありますか?
●私:いまのところございませんが、結婚や出産をしても職場に復帰して勤務したいと考えています。
私の場合は、以上のような質問をされました。
以下で、面接のときに私が意識したことも載せておきます。
面接で意識したこと1
基本は明るい声と表情で対応することです。
事務職の女性に特別な才能を求めている企業は少ないので、基本的に明るく朗らかであることを心掛けました。
面接で意識したこと2
スーツはあえて明るめの紺色を着用し、ワイシャツではなくニットを着用しました。
なぜなら、社会人経験を評価してほしいと考えたからです。
もしリクルートスーツで面接をうければ、初々しさは演出できるのかもしれません。
しかし、私は面接官に社会人経験を評価してほしかったので、あえてリクルートスーツは着用しませんでした。
面接で意識したこと3
面接で聞かれた質問にはすべて「はい」と返事をしました。
実際、聞かれたくなかったことや、答えを用意していなかった質問もありましたが、まずは「はい」と言うことで一呼吸着くことができました。
パニックになって考えなしの回答をするのではなく、「はい」と言ってから頭の中を整理するようにしていました。
このような対応することで面接をクリアし、この1ヶ月後に合格した会社に転職しました。
実際に転職を考えてから半年で次の会社に行くことができたのです。
私が転職を成功させることができた理由・要因
私はネガティブな印象を与えない範囲で、正直に答えるようにしていました。
なぜなら、転職後に企業側と私の両方が後悔しないようにしたかったからです。
たとえば正直に話した内容としては、事務職の一番のメリットについて聞かれたとき「定時に帰れて私生活を充実させることができるから」と回答しました。
ここで、本心を隠して「自己成長したいから」と回答することもできました。
しかし、それは私のやりたいことでありません。
定時に帰って私生活を充実させるのが私のゴールだったのです。
そのため、自己成長したいことを全面的に出せば、残業してでも仕事をしないといけない会社に採用される可能性があります。
たとえ不合格になっても正直に自分の気持ちを伝えるようにしていました。
結局、私は5社目で転職活動を終えました。
実際に転職先で働くようになって、正直に伝えてよかったと思っています。
転職に成功したら、次の準備をする
私は営業から事務職に転職をするので、とても不安がありました。
なぜなら事務職は未経験だったからです。
たとえば、PCスキルに関しては不安でWindowsもわたしが使っていた頃とバージョンが違いましたので、うまく操作する自信がありませんでした。
しかしそのような不安を抱えたまま入社してしまったので、もっとPCスキルを高めておけばよかったと思いました。
そのため、勤務先にあらかじめ業務でどのようなスキルが必要か聞いておくのが良かったと反省しています。
実際に入社してみたら、エクセル関数を使ったりメール作業が多かったりすることもあります。
事務職なら、パソコンスキルがあると役にたつので学んでおくのが良いです。
実際、転職後にはエクセルマクロを使うことになったので、マクロVBAのスキルがあると重宝します。
●エクセルマクロで「できること」とは?
●エクセルマクロとは? メリットや利点を解説
●エクセルマクロのサンプルファイルを無料ダウンロード
PCスキルに自信がない人は独学や通信教材でも良いので、習得しておくことをお勧めします。
パソコンスキルの教科書では、PCスキルに関する情報発信がされているので、ぜひ勉強してみると良いです。
●パソコン操作が早くなる20のコツ
●パソコンスキルを学ぶなら何か学ぶ? 習得方法や学習方法を解説
●タイピングを早くするためのコツ
●タイピングができるようになった人のビフォーアフターとは
この記事が未経験から事務へ転職したい人の助けになれば幸いです。