パソコンスキルの教科書

パソコンスキルの教科書

東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

パソコンスキルの法人企業研修・教育は新入社員や中堅社員の成長チャンス

f:id:gene320:20190106041754j:plain

パソコンスキルの教科書では、法人向けにPCスキル企業研修を紹介しています。

その理由は、パソコンスキル向上が社員成長に効果的な方法だからです。

例えば正しくパソコンスキルを学べば、仕事の生産性を数倍に上げることができます。

他にもパソコンスキル向上のプロセスは、何かを学ぶときの学び方そのものです。

そのためパソコンスキルの学習は、将来新しい何かを学ぶときにも役立つものになります。

しかし、パソコンスキル研修の多くはそこまでの効果を得ることができません。

結局、「ああ、いいことを学んだな」となっておしまいです。

この記事では、「企業で行われているパソコンスキル研修の現状」と「本当にやるべき研修とは何か」についてお伝えしていきます。

多くのパソコンスキル研修は受講しても何も変わらない

企業で行われるパソコンスキル研修をただのスキルアップ講座と考えている人は少なくありません。

例えば多くのパソコンスキル研修では、仕事をするために最低限必要なPCスキルの知識を学んでもらうことを目標としています。

実際、私はパソコンスキル研修を受けたことがあります。

そのときは教科書を使ってエクセルの機能を中心に知識をインプットしました。

それまで知らなかった機能を学ぶことができ、研修そのものは楽しかったことを覚えています。

しかし数ヶ月経過して驚いたのは、「学んだことを活かしている人がほとんどいない」ことです。

実際、私と同じ研修に出た人は、研修受講前と同じパソコン操作の速度でした。

申し訳ないのですが、「この人はパソコンスキルの研修を受講した意味があったのか?」と感じたのです。

しかし、これが多くのパソコンスキル研修の実態なのです。

一般的なパソコンスキルの企業研修が上手くいかない2つの理由

それでは、なぜ一般的なパソコンスキルの企業研修が上手くいかないのでしょうか。

一日かけて受講したのに、何も変化が起きないのでしょうか。

それは、以下の2つの理由があるからです。

理由1|学んだ知識の多くは使わない
理由2|知識だけ学んでも実践がなければ役に立たない

以下で詳しく解説します。

理由1|学んだ知識の多くは使わない

実は、パソコンスキルの中にも、「すぐに役に立つもの」と、「覚えるだけ無駄なまったく使わないもの」があります。

そして、その割合は以下のとおりです。

すぐに役に立つもの:20%
覚えるだけ無駄なまったくつかないもの:80%

パソコンスキル研修で、学んだ内容を全て覚えていったとしても、その中で役に立つものの割合はせいぜい「5個に1個」くらいの割合なのです。

まさに無駄な努力であり、このような学び方をしてはいけません。また、教える側も気を付ける必要があります。

しかし、実は、先程あげた「すぐに役に立つもの」だけ使いこなせるだけでも、あなたのパソコン仕事の80%はショートカットだけでできるようになってしまいます。

さて、この「2割の要素が全体の8割の比重を占めている」という傾向は、多くの事象で見られます。

例えば以下です。

○売上の8割は全顧客の2割が生み出している。
○仕事の成果の8割は、費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している。
○故障の8割は、全部品のうち2割に原因がある。
○試験問題の8割は、その学科に関する知識の2割で答えられる。
○都市の交通量の8割は、都市全体の道路の2割に集中している。

ちなみに、この傾向を発見した1800年代に活躍したの経済学者の名をとって、「パレートの法則」と呼びます。

私たちも、パソコンスキルについて講座を行う中で、「パレートの法則」がパソコン操作にも適用できるということを発見しました。

しかし、多くのパソコンスキル研修では、参加者にたくさんの知識を授けるだけで、「パレートの法則」を無視していることは少なくありません。

その結果、学んだ知識の多くは使わないという結果になってしまうのです。

理由2|知識だけ学んでも実践がなければ役に立たない

もう一つの理由は、知識を学んでも実践がなければ役に立たないことです。

パレートの法則に基づいて、重要な20%の知識を学んでも、仕事で使える技術に昇華(しょうか)させなければ意味がないのです。

例えばプロ野球選手の公開講座は、まさにこの事例に該当します。

プロ選手がオフに子供たちに教えるイベントがあります。当然ですが、プロ選手から学ぶことができれば、重要な20%の知識を学べるはずです。

しかし、参加した多くの子供たちはそれを活かすことができません。なぜなら、知識だけを学ぶことになるからです。

もし本当に成長したいなら、実践での練習メニューまで教え、子供たちが試合で活躍できるようになるのをサポートする必要があります。

そして、これはパソコンスキル研修も同じです。

研修で知識だけを学ぶのではなく、仕事で使えるようになる方法を授けないと全く意味がないのです。

このように一般的なパソコンスキル研修は効果が低いのは2つの理由があります。

理由1|学んだ知識の多くは使わない
理由2|知識だけ学んでも実践がなければ役に立たない

多くのパソコンスキル研修は、この2つのどちらかに当てはまるのが現状です。

そのため研修後に学んだことをいろいろ試すけれど、数ヶ月後には忘れ去られて研修前の状態に戻ってしまうのです。

本物のパソコンスキル教育は社員を育てる|キーワードは「楽しい」

しかし、本当に良いパソコンスキル研修・教育は、上記の理由を社員を育てることが可能です。

なぜなら、本当に良いパソコンスキル研修は、人の成長にフォーカスするからです。

人は自分の成長を感じることができれば、嬉しくて楽しくなります。

その結果、「勉強してみよう」となります。そうなれば、勝手に成長していきます。

例えば、ゲームが好きな子供はどんどん上達します。それは、ゲームが楽しくて仕方ないからです。

楽しいからもっとゲームをしようと考えます。その結果、グングン上達していきます。

そして、これはパソコンスキルでも同じです。

パソコンスキル研修を通じて、「私ってできるんだ!」と感じることができれば、受講生は自ら学ぶ始めます。

このような視点からパソコンスキル研修を設計すれば、社員は勝手に育つのです。

楽しいパソコンスキル研修がもたらす3つのこと

ここまで「楽しい」がキーワードであることをお伝えしました。

それでは、この楽しさがもたらすのは何でしょうか。具体的には、以下の3つです。

得られるもの1|パソコンスキル向上は社員一人一人の生産性を上げる
得られるもの2|成功体験が現場社員の行動力を生む
得られるもの3|学び方を学ぶことができる

それでは以下で詳しくお伝えしていきます。

得られるもの1|パソコンスキル向上は社員一人一人の生産性を上げる

PC操作の早さや正確さは、パソコン仕事を進める上で重要な要素です。

たとえば、パソコン操作が遅い人が10分間で終わる作業があるとします。

そのとき、10分間の作業で、PC操作が苦手な人は10分かけてようやく1つ終わらせることができます。

しかし、PC操作が早くなれば、3個も4個もの作業を終わらせることができます。

この生産性だけ見ても、違いは明らかです。ただこれだけではありません。

新しい作業の習得効率が圧倒的に早くなるのです。

PC作業が遅い人が何度も繰り返しやって覚えたことを、PC作業が早い人はササっと覚えてしまいます。

なぜなら、入力ミスのストレスに振り回されず短期間で集中的に覚えることができるからです。

そうなると、パソコンスキル向上の効果は7倍、10倍以上になります。

本当のパソコンスキル研修では、研修中で作業が早くなることを実感してもらいます。

それによって、「私の操作ってこんなに早くなるんだ」と感じることができます。

しかし、このように講座を運営するためには、パソコンスキルの重要な部分を理解し設計する必要があります。

そのため私の知る限り、このようなコンセプトで設計されたパソコンスキル研修は他に見たことがありません。

得られるもの2|成功体験が現場社員の行動力を生む

正しいパソコンスキルを学ぶことができれば、上記の通り仕事が本当に早くなります。

すなわち、それは社員の成功体験につながります。社員が自分に自信を持てるようになるのです。

自信を持った社員は、新しいことにチャレンジするようになります。

それは、業務効率化に関する新しい提案かもしれませんし、パソコンスキル研修を小規模で自ら開催するものかもしれません。

いずれにしても、成功体験を積んだ人は行動力が変わります。

実際に私たちの法人研修を受けた人は、パソコンスキル研修受講後に、エクセルマクロでの業務改善提案を行いました。

詳しくは以下で紹介しています。ぜひ読んでみてください。なお、リンク先は外部サイト(エクセル達人養成塾)です。

www.exvba.com

パソコンスキル研修を単純なスキルアップ講座と考えている人は少なくありません。

しかし、本当のパソコンスキル研修では受講生が自信を持ち、新しいことにチャレンジするところまで変化することもあるのです。

得られるもの3|学び方を学ぶことができる

パソコンスキル向上は単純に生産性を向上させるだけのものではありません。

そもそもパソコンスキル研修とは、パソコンスキルの正しい学び方をお伝えすることです。

言い換えると、「スキルの学び方をエッセンスをパソコンスキルの事例にしてお伝えする」ということです

スキルの学び方のエッセンスは非常にシンプルです。習得するまで徹底してくり返すことです。

このとき、学習したことを実践で使えるようになるにはコツがあります。

私たちの研修では、そのコツを体得していない人に体験を通じ、これらを伝授することになります。

そしてその経験を積むことができれば、一生の財産になります。

なぜならパソコンスキル向上の経験を通じて、学び方を体得することができるからです。

これから新しい何かを学ぶときに、この経験を活用しよりスムーズに学ぶことができるようになるのです。

私たちは、ここまでを視野に入れて研修を設計しています。

法人事例

参考までに、過去の法人事例を以下に紹介します。なお、リンク先は外部サイト(エクセル達人養成塾)です。

www.exvba.com

www.exvba.com

パソコンスキルの法人研修・教育に興味があるなら

私たちの法人研修の主要なメニューは以下のものです。

各種のパッケージ化された研修
開発支援型研修
カスタマイズ型研修
継続コンサルティング

パソコンスキルのような基礎スキルからエクセルマクロVBAのような高度なスキルまでの法人研修をご提供します。

法人研修に興味がある人は以下の問い合わせフォームをご利用ください。なお、リンク先は外部サイト(エクセル達人養成塾)です。

www.exvba.com