パソコンスキルの教科書

パソコンスキルの教科書

東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

サラリーマンが副業を始めて月20万稼ぐまで|会社員が5つの副業を試した体験談

副業 サラリーマン 正社員 20万

副業を始めたいサラリーマンは多いです。

しかし副業情報が多く、何から始めればいいのか分からない人は少なくありません。

私も副業を始めるときは以下のような悩みを持っていました。

●サラリーマンをしながら副業を始めるときの悩み

・どの種類の副業を選ぶのがいいのか?

・会社にばれないように副業するためにはどうすればいいのか?

・在宅で副業をするには何を勉強すればいいのか?

・仕事をしながら副業をするために時間をとれない

・どのようにしてモチベーション維持するのか?

このような悩みを感じてしまうのは仕方のないことです。

実際、私も同じような悩みを抱えながら、サラリーマンをしながら副業をしていました。

そして試行錯誤をしながら5種類以上の副業を試し、月に20万を継続的に稼げるようになったのです。

その経験を通じて、サラリーマンが副業で収入を得るために必要なことについて紹介していきます。

●この記事の結論

・自分に合った副業を見つけるまでにはチャレンジが必要

・自分らしさ(強み)で勝負

・20万稼げたのはブログ作成が私に合っていたから

それでは以下で詳しく説明していきます。

私が副業を始めてから月20万に稼ぐまで

私は副業を始めて2年で5種類の副業を試しました。以下にまとめます。

副業開始してからの経過月 副業内容 稼いだ額
3ヶ月 カウンセリング 2千
会社の同僚に販売
4ヵ月~6ヶ月 個人パソコンレッスン(教室) 5万
会社の同僚
6ヶ月~13ヶ月 転売せどり(カメラ) 月の最大売上100万(利益は20万)
Amazon経由で販売
14ヶ月 水虫ブログでアフィリエイト 0円
15ヶ月~ PCスキルでサイト作成 ブログ立ち上げ1年で月10万、2年で20万(継続的)

サラリーマンとして副業を始めたきっかけ

私がサラリーマンとして副業を始めたのは、会社員3年目のことでした。

そのきっかけは、起業セミナーへの参加でした。たまたま知り合いに誘われて参加したのです。

当時の私は仕事に物足りなさを感じていたこともあり、何か新しいチャレンジをしたいと考えていました。

そこで、そのヒントを得るために起業セミナーに参加したのです。

そのセミナーでは、「いきなり起業はリスクが大きいので、まずは副業を始めてみてはどうか」とアドバイスをもらいました。

そして、私はそのアドバイスを実践することにしたのです。

私が副業を始めた動機やモチベーション

私は副業を始めたきっかけは起業セミナーでのアドバイスでした。

しかしこれはあくまできっかけであり、副業を継続的に取り組むことができた本当の動機は他にあります。

それは、「起業セミナーに参加している人より成果を出したい」と思ったからです。

自分がどれだけできるか実力を試したかったのです。

実は、私は副業で稼いで何かしたいという思いは当時まったくありませんでした。

たとえば、多くの人は「海外旅行に行きたい」、「気ままに過ごしたい」という理由で副業を始めます。

しかし私はそのような思いはまったくなく、実力試しが動機だったのです。

そのため、他の人ができるなら自分もできるし、副業でたくさん稼いで実力を示したいと思っていました。

簡単に稼げることで副業を始めた

そのような私でしたから、手っ取り早く稼げることで副業を始めようと考えました

その起業セミナーでは、カウンセリングが簡単という話を聞いたこともあり、カウンセリングで副業を始めることにしたのです。

思い返してみるとひどい話です。今なら分かりますが、カウンセリングは簡単ではありません。

クライアントの成長につながるカウンセリングをできるようになるには、相応の勉強が必要です。

それにカウンセリングを受ける相手を思えば、「稼ぎたい」という動機の人に教えてもらうのはあんまりな話です。

しかし当時は手っ取り早く稼げることが全てだったので、私はカウンセリングを副業にしようと決めたのです。

副業開始3ヶ月|カウンセリングを売る

カウンセリングが簡単といっても、まったく勉強しないわけにはいきません。

そこで書籍を使って勉強をして、カウンセリングを売ることにしました。実際に勉強したのは以下です。

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)

はじめての認知療法 (講談社現代新書)

はじめての認知療法 (講談社現代新書)

セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる

セルフ・コンパッション―あるがままの自分を受け入れる

このような勉強を通じて、カウンセリングに必要なことを学んでいきました。

しかし勉強だけしていても話になりません。

副業ですから、カウンセリングを売る相手が必要になります。

むしろお客さんを見つけて売らないと何も始まらないのです。

そこで私は3人の友人にアポをとりカウンセリングを売ることにしました。

友人にカウンセリングを売るも失敗

私はアポを取り食事に行き、カウンセリングをやっていることを話をしました。

今思えば、カウンセリングに全く興味のなかった自分がいきなりカウンセリングを売るなんて怪しいです。

しかも私は営業経験もなかったので、販売トークも下手で押し売りになっていたのでしょう。

1人目、2人目は「何か怪しい」と言われて、あえなく撃沈しました。

しかし、この失敗を振り返ってみると売ることばかりに焦点を当てていました。

実際、営業の本を読み「ビジネスは相手の課題を解決すること」という当たり前のことを忘れていたことに気づいたのです。

そこで営業のプロに話を聞き、SPIN営業術という書籍を教えてもらい勉強することにしました。

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術

  • 作者: ニール・ラッカム,Neil Rackham,岩木貴子
  • 出版社/メーカー: 海と月社
  • 発売日: 2009/12/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 3人 クリック: 32回
  • この商品を含むブログ (6件) を見る

そして、3人目に挑むことになります。

私の転職経験を活用してカウンセリングを販売した

この3人目の人と食事をしているとき、その人が転職しようか迷っているという話をしました。

私はSPIN営業術の本で学んだことを実践し、売るのではなく相手の課題を解決することにフォーカスしました。

幸いなことに、私には転職した経験がありました。

私の転職体験談を伝え、転職に迷っている会社の同僚に「数回に分けて相談に乗りますよ」という提案をしました。

ただ実際に提案をするときは、友人からお金を取ることに抵抗がありました。

「会社の人に販売していいのか」という気持ちと「押しつけで売ってしまったら嫌わるかもしれない」という不安だったのです。

しかしこのまま行動しなかったら、一生売れないと思い意を決して販売することにしました。

セールストークとしては、移動費があり無料にはできないという話を伝え、カウンセリングを売ることに成功しました。

4回のカウンセリングを2000円で販売したのです。

今思うと、安かったです。実際、相手は藤沢(神奈川)に住んでいたのですが、私の自宅から片道1000円以上したので往復の電車代だけで赤字でした。

しかし売れたことが嬉しかったのと、相手の役に立てる思いがあったので、赤字でも全く問題ありませんでした。

また、この経験のおかげで「売ることの難しさ」や「相手の悩みを聞いて、それを解決するのがビジネスであること」を身をもって学ぶことができました。

この売るという経験は、その後の社会人として生きていくのに、非常に良い経験だったと今でも思います。

補足ですが、スピンという本は本当に勉強になりました。

会社で会議をするときや、プライベートで人とコミュニケーションをとるときにも応用できる本質的な内容です。

ぜひ営業をしない人にも読んでほしい一冊です。

カウンセリングは合わなかった

さて、私はカウンセリングを販売することには成功しました。

意気揚々とカウンセリングの資料を作り、クライアントの課題解決に向けて取り組んでいきました。

実際、以下の資料を作成してカウンセリングをやっていきました。

しかし、実際にカウンセリングをしてみると私には合わないことが分かりました

なぜならカウンセリングには忍耐が必要だったからです。

カウンセリングやコーチングでは相手の話を傾聴し辛抱強く、その人を理解してあげる必要があります。

私はすぐに人を変えようと考えてしまうため、なかなか行動しない相手にイライラしてしまうことが多かったです。

相手の話を聞くたびに「言い訳しないで行動したほうが早いのに」というのをいつも感じていたのです。

私はそのように心で思ってしまっていたので、それが顔や態度に出ていたことでしょう。

結局、付け焼刃のカウンセリングは一回売って辞めることにしました。

自分がプロとして出来ることをしないと自分も相手も不幸になる

カウンセリングを売ることを通じて、私は自分の知識や経験がないものを販売するのは相手も自分も辛くなることを知りました

そこで、自分も相手も幸せになるようなことができるのか考えることにしたのです。

当時、「ビジネスは初心者相手にするもの」と教わる機会がありました。

その言葉をもらったとき、「自分がよりプロとして教えることができるものは何だろうか」と考えました。

そのときに浮かんできたのが、パソコンスキルでした。

副業開始4ヵ月~6ヶ月|個人パソコンレッスン(教室)を売る

当時勤めていた会社の後輩にパソコンが苦手な人がいました。

その人はパソコンスキルが低いのを改善したいと言っていたのを思い出し、この人に個人レッスンを販売することを考えました。

一緒に食事に行こうと誘い、その食事の中でパソコンの個人レッスンを売りました。

ここでもスピン営業術の書籍が活きました。

ただ相手の話を聞くのではなく、相手のニーズを聞き出し、そのニーズに応える提案をすることを意識しました。

最終的に、4回5万円(1週間)で販売することができました。

パソコンスキルの個人レッスンは以下のメニューで行いました。

これは当時、相手に提案した内容の画像です。このようなメニューを作って、個人パソコン教室を行いました

毎日のメールのやりとりに加えて、毎週カフェでクライアントの相談に乗りながら、パソコンのレッスンをしていきました。

上記はパソコンスキルのレッスンでしたが、他にもエクセルマクロVBAをマンツーマンで教えることもやっていました。

マンツーマンで人に教えるのは費用対効果が低い

しかしマンツーマンで人に教えることに違和感を覚えるようになりました。

それは費用対効果の低さです。一人に教える時間が長くなると、それだけで手一杯になってしまうのです。

私は会社員として働いており、副業だけに時間をさけるわけではありませんでした。

実際、時間が取れるのは平日の早朝や夜もしくは休日でした。

当然ですが、人に教えるには準備時間も必要です。

教える相手のスキルレベルに応じて、レッスンのメニューを変える必要があったので、準備なしというわけにはいきませんでした。

そのため、私は土日メインで教えていたのです。

しかし土日で教えるとなると、出張や体調不良によって都合がつかないときも出てきます。

より効率的に稼げる手段を見つける必要がある

これらの経験から、副業として継続するためにはマンツーマンの個人レッスンは良い選択ではないと感じたのです。

それではどうすればもっと稼げるようになるのかと考え、自分だけで出来る副業に切り替えることにしたのです。

副業開始6ヶ月~13ヶ月|転売せどり(カメラ)

個人レッスンの教訓から、自分の予定に合わせて副業する方法を探した結果、転売(せどり)をすることにしました。

そして転売をしている人に話を聞いた結果、カメラ転売をすることにしました。

カメラ転売をやっている人のもとに毎週末の土日に通いつめ、いろいろノウハウを教えてもらいました。

以下がそのノウハウです。

せどりのプロのもとに通い詰めて、カメラ転売のノウハウを学ぶ

ノウハウ1|カメラは家電量販店で大量に仕入れることで、安く仕入れることができる

●実際に試した結果
とある家電量販店では一眼レフカメラを5コまとめて購入することで、10%引きで購入することができました。

ノウハウ2|一眼レフカメラは分解して売ることで、利益を増やせる

●実際に試した結果
→一眼レフカメラは「カメラ本体」「レンズ1」「レンズ2」がまとめて販売されています。
それらを分けて売ることで、5万円で購入した一眼レフカメラが合計6,5万で販売できました。(今はたぶんNGです)

ノウハウ3|ヤフーショッピングや楽天でポイント倍増デーで買う

●実際に試した結果
→ヤフーショッピングでは5の付く日(5,15,25)にポイントが5倍になります。カメラは一台で5万円するので、ポイント5倍で―に購入することで、1台あたり2500円分のポイントがつきます。

これらのノウハウを実践し、カメラ転売で稼いでいきました。

お金に余裕があるときは一度に30万円分を仕入れて、アマゾンを使って販売をしました。

私が実践していたカメラ転売の利益(カメラ一台あたり)は以下でした。

アマゾンでの売値 65000
カメラの仕入れ値 -50000
アマゾンのシステム費用(輸送費含) -6500(売値の約一割)
カメラ一台あたりの利益 8500

このようにカメラ一台で8500円の利益が出ていました。

アマゾンのカメラ転売で100万売上を達成する

アマゾンでのカメラ転売は好調でした。

始めて数ヶ月は数万円の売上でしたが、続けるほどに売上は上がり、最高100万の売上を達成する月もありました。

以下は私がカメラ転売をやっていたのときの実績です。

ちなみに利益は売上の20%程度でしたので、売上100万であれば利益は20万でした。

しかし売上は上がるものの、少しずつカメラ転売のデメリットを感じるようになりました。

約半年で転売を辞めた3つの理由

結局、半年で転売を辞めることにしました。それは以下の3つの理由があったからです。

理由1|カメラ転売の規制が厳しくなってきた

カメラ転売は顧客からのクレームが多い商品群でした。

たとえば、私は転売するカメラは全て新品相当というカテゴリーで転売していました。

当然、こちらは家電量販店で新品を購入していました。

ただ、購入したカメラを一度箱から取り出していたこともあり、新品ではなく新品相当ということで販売をしていたのです。

つまり、販売者としてウソをつかないで転売をしていました。

そして私は土日に家電量販店に足を運び、値下げ交渉をして仕入れをし、その結果、顧客はより安い価格で購入できるようになっていたのです。

しかし転売の販売者の中には新品相当と書きながら、壊れた中古品が顧客に届くことが何度かあったようで、それが物議をかもしていました。

そのため、アマゾンの規制が厳しくなり新品で販売するなら、販売者は「証明書を付ける」といった対応が必要になっていきました。

そのようなことを含め転売の規制が厳しくなっていっていったのです。

そうすると、これまでと同じように売れなくなり利益が下がることは目に見えていました。

理由2|競合との価格競争が激しくなってきた

カメラは新品さえ大量に仕入れれば、稼げていました。

しかし、稼げるということはそれだけ競合が増えることを指しています

転売は簡単に始めることができる一方で、他社との差別化は価格の安さのみです。

同じ新品商品であれば、安い方が選ばれるのです。

そのため、仕入れた商品の販売価格はどんどん下がっていっていました。

したがって、十分な売上を確保するためには数をこなさなくてはならなかったのです。

当時の私も対策を立てるためには、カメラ以外の商品で転売商品を探していました。

しかしなかなか見つからず、競合との価格競争から抜け出すことができませんでした。

理由3|労働時間に限界があった

転売で高い利益を得るには、利益率の高い商品を多く販売する必要があります。

このとき、決め手になるのは、「利益率の高い商品を見つけること」と「数多く販売すること」です

私はカメラというそこそこ利益率の高い商品を見つけていました。

しかし、数多く販売することには苦戦していました

なぜならサラリーマンとして働いていると、副業に使える時間はそこまでなかったからです。

実際、仕事が終わってからの平日の2,3時間や土日になんとかしなくてはいけませんでした。

しかし体調不良や出張で副業ができない日もありました。作業ができないことは利益低下を意味します。

結局、個人レッスンで稼ごうとしたときと同じように時間がネックになってしまっていたのです。

そこで転売のような時間が足りなくなるような副業ではなく、自分の時間を確保できる副業を目指すことにしたのです。

副業開始14ヶ月|水虫ブログでアフィリエイト

このとき、パッと頭に浮かんできたのがブログでした。ブログは記事を書いて、それがお金になります。

つまり、書けばかくほど稼げる額が増えていくわけです。

しかしブログが乱立している中で、私がやっていける自信はありませんでした。

ただこれまでに失敗を考えると、自分の作業時間がネックになり稼げなくなるのはこりごりでした

そこで、時間はかかるかもしれないけれど、ブログをやろうと決めたのです。

しかし、自己流でやるのは失敗することは目に見えていました。

うまくいっている人からブログアフィリエイトについて教えてもらう

そこで知り合いのつてをたどり、ブログアフィリエイトで稼いでいる人とお近づきになることにしました。

その人はブログアフィリエイトで数百万を月に稼いでいました。

そのブログで稼いでいる人のセミナーの手伝いをさせてもらうことで、仲良くなることにしたのです。

運よくその人のお手伝いをさせてもらうことに成功し、ブログの作り方について教えてもらったのです。

ブログアフィリエイトで上手くいっている人から以下のようなアドバイスをもらいました。

アドバイス1|稼げる分野は決まっていること
アドバイス2|稼げるまでには半年はかかること
アドバイス3|リサーチが一番大切

そして、水虫が稼げるからやってみたらどうかと教えてもらいました。

そこで水虫のサイトを作って水虫のアフィリエイト商品を作ることにしたのです。

ブログに必要なことを調べて、ドメインを契約してサイトを立ち上げた。

水虫の知識はゼロ。とにかくリサーチをして調べた

しかし、私は水虫になった経験はありません。つまり水虫の知識はゼロ。

そこで水虫について本を買ったりウェブで調べたりしてリサーチをしました。

そして記事を作ったのです。以下のリンクで紹介しています。

https://docs.google.com/document/d/1aS3f3w2xVMS6jd5vEqDfhDPpu_IDbv7ru-ohy_z__Lc/edit

今見直すと、頑張って書いていますが、二番煎じ感がひどい記事です。

ただ、当時の私なりには上手に書けたと思い、ブログアフィリエイトで稼いでいる人にに見せて意見をもらうことにしました。

その結果「ダメですね」と一言を言われてしまったのです。

「ダメ」と言われた理由を考えてみると、スピン営業本を読んだときのことを思い出しました。

ビジネスは相手の悩みを理解し、解決する未来を提供することです。

つまり水虫のサイトを作るなら、水虫の人の悩みを理解し、解決法を提供する必要があるのです。

しかし、私は水虫になった経験がないので、水虫に悩んでいる人が何に困っているのか全く分からないわけです。

もっとわかりやすくいえば、水虫の記事は「結婚したことがない人が結婚相談に乗っているようなもの」です。

それでは、悩んでいる人が読みたくなる記事は書けません。

結局、水虫のサイトを作るのは1ヶ月で諦めることにしたのです。

稼げることばかりフォーカスしてきた

ここまでやってきて、失敗ばかりをしてきて、副業はほとほとイヤになっていました。

しかし、振り返ってみると私は「世間で稼げる」といわれていることばかりに挑戦していました。

たしかにカウンセリング、転売、水虫サイトは稼げる分野ではあります。

しかし、これらは本当に自分が挑戦すべきことだったのでしょうか。

自分にしかできないことは何か?

私はプロフィールに書いてあるとおり、私には東大院卒にもかかわらず派遣社員になってしまった過去があります。

しかし、その過去があったおかげで勉強の重要性に気づきプログラミングスキルを習得して、人生を変えてきました。

上記の内容については以下で詳しく紹介しています。

www.fastclassinfo.com

www.fastclassinfo.com

これは私が実際に体験してきたことであり、他の誰かには絶対にマネできないことです。

そして、その過程で経験してきたことこそ、私と同じような環境で悩んでいる人に伝わるブログを作れるとに考えたのです。

今思えばそれしかないにもかかわらず、それに気づくまでにずいぶん時間がかかってしまいました。

簡単に稼げることばかりに目がくらんで、自分の強みをまったく考えてなかったのです。

しかし逆に言えば、ここまでいろいろと試したからこそ、私らしさを本当の意味で知ることができました。

そこで、私らしいブログを作ることを決めました。

副業開始15ヶ月~|パソコンスキルに関するブログを作る

私がこれまで生きてきて、本当に役立ったスキルとしてプログラミングやパソコンスキルがありました。

実際エクセルマクロを習得して会社での仕事を効率化していたので、この知識をブログで発信することにしたのです。

プログラミングやパソコンスキルを軸に、私らしい記事を作ることを心掛けてブログ記事を作っていきました。

ブログの売上は1年で10万、2年で20万を越える

ブログは記事を書くのがメインで、これは私にとっては都合のよいものでした。

なぜならお客さんの時間に左右されることはないからです。

また基本的に自分の経験を書くことでよいため、新しく何かをひねり出す必要もありません。

たとえば過去に自学で作っていたプログラムを探したり、プログラミング初心者だったころを思い出したりして記事を書いていきました。

記事作成は、平日帰宅してからや土日の時間があるときに、スキマを見つけて続けていきました。

そしてブログを立ち上げてから収入も半年で3万、1年で10万と増えていきました

その後、2年目で20万を越える収入になりました。

ブログは会社員生活に良い影響をもたらした

ブログによる収入アップはうれしかったですが、良い影響はそれだけではありませんでした。

それはどうすればブログ記事を読まれるか考えてきたおかげで、人が何を求めているのかを考えるようになったことです。

読まれるために必要なことは何かを考えるクセがつくようになったのです。

ブログでは、人に読まれる記事を作成するために事前リサーチが必要になってきます。

たとえば、記事案を練らないと人に読まれる記事を作ることはできません。

これは企業が新商品を開発するときに行う市場調査のようなものです。

実際、ブログの記事作成では「読者はどれくらいいるのか」、「どのような悩みをもっているのか」ということを事前リサーチします。

このクセが会社生活にも活きたのです。

会社の会議で人の発言から質問意図を探ったり、分かりやすい発言にはどのように伝えればいいのかを考えるようになったのです。

これによって、会社でもコミュニケーション能力は確実に向上しました。

実際、会社の上司面談でも「説明が分かりやすい」というのはよく評価をもらっていました。

会社でやっている仕事をブログに活かすこともできた

会社でやっている仕事をブログに活かすこともできました。

たとえば、会社で作ったプログラムをブログの情報発信で使うことができました。

当然ですが、コンプライアンス上の問題があるので、会社の仕事をそのまま情報発信することはできません。

しかし、会社での出来事を抽象化してブログで伝えることができたのです。

プログラミングを使って会社で問題解決した経験を、会社情報を一切出さずにポイントが分かりやすく伝わるように記事にしていったのです。

これにより会社と副業と分けるのではなく、ブログ(副業)と会社(本業)を連動させることができました。

このように副業でブログをやることが会社の成果につながり、会社の出来事がブログにつながったりして相互に良い影響をもたらしたのです。

そうすることでアクセス数も伸びていき、2年強でアクセス数は50万PV/月をこえ、収入は25万をこえるようになりました。

また出版の依頼を受けたり、ブログを組織化したりする経験をすることができました。

これはブログをやっていなかったら確実に経験できなかったことです。

これまで副業をやっても続かなかったのですが、ブログ作成は自分に合致しました。

ブログでの失敗は当然ある|プログラミングのツール販売

ブログ作成は最初からずっと順調だったかといえば、そうではありません。

実はブログを通じて、プログラミングを使ったツール作成の販売をしていました。

以下の記事でプログラミングスキルを使った副業について紹介しています。

www.fastclassinfo.com

しかし、これは私には合いませんでした。

なぜなら、ツール作成は相手の要望に左右されるビジネスだからです。

納期を守るのは言うまでもありませんが、ツール作成は相手の要望を何度も聞いて仕上げていく必要があります。

こちらが納品したツールに対して、「ここを○○にしてほしい」という返信をもらって、ブラッシュアップしていくのです。

しかし、これでは自分のペースでやることはできません。

相手の要望に左右されるため、私の要望を満たすことができないのです。

そのためツール作成をやっていた時期はありましたが、結局辞めてしまいました。

このようにブログは自分に合っている副業ではあったのですが、その中でも失敗をしてきました。

ただこのような失敗をしながら、より自分に合う形を見つけていきました。

ここまでお伝えしたように、私は副業で色々とチャレンジしてきました。ここで上げただけでも5コはやってきました。

実はここには書いていないことも合わせると10コ近くやっています。

そのような数をこなして思うのは、サラリーマンが副業で稼ぐには確実に押さえていないといけないポイントがあります

サラリーマンをしながら副業で稼ぐために3つのポイント

ポイント1|私が学んできた知識やみにつけたスキルを提供する
ポイント2|自己犠牲は続かない
ポイント3|自分が学びながら稼ぐ

以下で詳しくお伝えしていきます。

ポイント1|自分らしさで勝負する

自分らしさとは、他の誰かにマネできないことをすることです。

なぜなら、ビジネスの価値は希少性だからです。

市場が求めていることを自分に出せない形で提供することで、結果的に稼ぎがついてくるものです。

たとえば、私は稼ぎに目がくらんでカウンセリングをしたり水虫サイトを作ったりしました。

しかし、それらは私でなくてもできます。

そうではなくて、自分がこれまで学んできたこと、悩んできたことは何だったのかに目を向け、それをビジネスにつなげる方法を考える必要があります。

実際、私の過去の経歴は他の誰かがマネできるものではありません。

自分のコンプレックスにこそ自分らしさがある

派遣社員だったころの私は、将来のブログ作成に役立つときがくるなんて想像していませんでした。

ただ、そのような過去のコンプレックスにこそ、自分らしさがあるように思います。

実際、私は派遣社員を抜け出すために、書籍を買いあさり、一日何時間も勉強していました。

当時の給料の多くは、書籍代と資格試験受講費(スクール代含)に消えていました。

しかし、その日々が今の自分らしさを作っていたのだと今は思います。

そして、そのコンプレックスを武器にしたとき、大きな力を発揮できるのだと思うのです。

このように自分らしさで勝負するのがサラリーマンの副業で重要になってきます。

ポイント2|自己犠牲は続かない

自己犠牲でやることは長続きしません。しかし、副業で稼げるようになるには1年はかかります。

したがって、自己犠牲して長続きしないものを選択すると、すぐやめてしまい稼げない結果になってしまうのです。

たとえば私の場合、誰かに教えること、ツール作成は自己犠牲しているように感じていました。

もちろん、今でも教えて欲しいやツールを作成してほしいと依頼されることがあります。

しかし、それは長続きしません。それをやると自分が辛くなってしまうのです。

このようにニーズはあっても、自己犠牲は続きません。

そして続かないことをやっても稼ぎにはつながらないのです。

ポイント3|自分が学びながら稼ぐ

私がブログをやってよかったことの一つに、ブログ作成が会社員の仕事に活かせたことがあります。

たとえば、ブログ作成は会社のプレゼン資料作成に活きました。

どのような順番で伝えて、何を結論にするかというのはブログの見出しの順番とまったく同じです。

実際、説明が上手という評価を上司や同僚からもらうことが多かったです。

ブログを運営することで、サラリーマンとしての評価はあがり、会社員としての評価も上がりました。

このように、サラリーマンが副業するなら以下のポイントに意識してほしいです。

●サラリーマンをしながら副業で稼ぐために3つのポイント

ポイント1|私が学んできた知識やみにつけたスキルを提供する

ポイント2|自己犠牲は続かない

ポイント3|自分が学びながら稼ぐ

サラリーマンで副業するなら、ブログ(ウェブサイト)作成をおすすめする

サラリーマンをしながら副業するなら、私はブログ作成をおすすめします。

その理由はブログは自分の強みを活かせば人気ブログを作れるからです。

たとえば、私の知り合いはブログで薬剤師という強みを活かして社会貢献しつつ収入を上げています。

私も過去のコンプレックスを活用し、50万PVのアクセスのあるブログを作成することができていました。

ブログ作成が合わない人もいる|自分の強みを活かすのが最優先事項

もちろんブログが合わない人もいます。

そもそもブログの副業は、実力主義であり、収益化までに時間がかかります。

実力主義ということは、ダメなものは誰にも見られないブログになってしまうことです。

たとえば、ブログでは知識のアウトプットがすべてなので、イマイチな記事を書いたブログではまったく稼げません。

また、ブログで稼げるようになるには時間がかかります。

どれだけ良い記事を書いても半年は継続しないとお金になりません。

ただ、この話はブログではなくても同じです。

副業で個人レッスンをしても実力が試されるのはいうまでもありません。

また、副業でカウンセリングを売るにしても実力をつけるために何年もかけて勉強する必要があります。

「実力主義」、「時間がかかる」というのは副業では当然のことなのです。

これらのことを総合的に考えると、私はサラリーマンをしながら副業するならブログだと考えています。

しかし人によっては強みは違います。自分の強みを活かすほうが大切です。

たとえば営業が上手い人もいるはずです。その人は営業代行などの副業をするほうが良いです。

また、話がうまい人はセミナーを開催するほうが良いです。セミナー講師の副業もありますから、それをやる方が良いです。

結局は自分の強みを活かすことが大切です。

サラリーマンをしながら副業を知って分かったこと

私はサラリーマンをしながら副業をしてきました。

きっかけは実力試しで始めた副業ですが、数多くの失敗を繰り返して自分に合っていることを見つけていきました。

そして、最終的にブログに落ち着きました。

振り返ってみると、最初からブログをやっていれば、もっと早く収入を上げることができたかもしれないなと思います。

しかし、紆余曲折を経てブログに行きついた「私らしさ」に気づくことができました

またカウンセリングを売る経験をしたからこそ、営業部門の辛さを理解することができました。

さらにいえば、たくさんの副業を経験したからこそ、サラリーマンでこれから副業で稼ぎたい人に私の苦い経験を伝えることができるのだと考えています。

この記事が会社員で副業を始めた人の参考になれば幸いです。