パソコンスキルの教科書

パソコンスキルの教科書

東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

エクセルで行や列のデータの順番を入れ替える方法4つ(+コツ3つ)|並び替えから行と列の入れ替えまで

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「エクセルのデータを順番に並べ替えたい!」
「1対1で入れ替えるのではく、並んでる順番を逆にしたい」
「いつもコピペでちまちまやってるけど、なんとかしたい」

ということはありませんか?

この記事では、企業でパソコン講師を務めた私が、エクセルのデータを並び替える3つの方法をお伝えします。

今すぐに並び替える方法から、自動で行う方法並び替えのコツまでお伝えしていきます。ぜひ読んで、実践してみてください。

今すぐ並び替えたい|エクセルの「並び替え」機能

データの「並び替え」の方法が分からないとき、「並び替え」の条件が単純なときは、この方法を利用しましょう!

やり方はこちら

1.「並び替えたい範囲」を選択する
2.「データ」をクリック
3.「並べ替え」をクリック
(並び替えのダイアログが表示される)
4.「レベルの追加(A)」を選択
5.並び替え条件を選ぶ
6.OKをクリック

以下に、図解します。

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1.「並び替えたい範囲」を選択する
2.「データ」をクリック
3.「並べ替え」をクリック

3でクリックしたら、並び替えのダイアログが表示される

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4.「レベルの追加(A)」を選択

5.並び替え条件を選ぶ
-値(数字)で並び替えたいなら
・昇順:値の小さい順に並べる
・降順:値の大きい順に並べる
-文字列で並び替えたいなら
・五十音順
・アルファベット順
などの条件を選択して、並び替えを行う。

6.OKをクリック
並び替えが完了

もし、複数の条件を設定したいときは5.並び替え条件を選ぶで「レベルの追加」をクリックして、優先順位を指定しましょう。

ワンポイントアドバイス!

「並び替え」を行ったあと、範囲を間違えたら、元に戻す[Ctrl + Z]のショートカットキーを使用しましょう。すぐに並び替える前に戻れます。

エクセルの行や列を入れ替えたい|ショートカットキーでサクッと

並べ替える行や列が少ないなら

ショートカットキーを使って、サクッと並べ替えましょう。並べ替えはマウスは不要でキーボードだけで出来ます。

行を入れ替える|一連の動作をショートカットキーで行う方法

やり方はこちら

[1] 入れ替え元の行を選択:Shift + Space
(半角モードにしておくこと、全角だと選択できない)

[2] 入れ替え元の行全体をコピー:Ctrl + C

[3] 矢印で移動して、入れ替え先の行に移動

[4] 入れ替え先の行を選択:Shift + Space

[5] 貼り付け:Ctrl + V

[6] 不要になった行を選択:Shift + Space

[7] 選択した行を削除:Ctrl + -

以下に、図解します。

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列を入れ替える|一連の動作をショートカットキーで行う方法

やり方はこちら

[1] 入れ替え元の列を選択:Ctrl + Space

[2] 入れ替え元の列全体をコピー:Ctrl + C

[3] 矢印で移動して、入れ替え先の列に移動

[4] 入れ替え先の列を選択:Ctrl + Space

[5] 貼り付け:Ctrl + V

[6] 不要になった列を選択:Ctrl + Space

[7] 選択した列を削除:Ctrl + -

図解しませんが、「行の入れ替え」で紹介した「ショートカットキーが列を選択するバージョンに変わった」だけです。

ショートカットキーはエクセルを含めたパソコン作業の基本!

ショートカットキーは地味に見えますが、あらゆる作業を早めるベースになります。実際、マウスを使っていると、ショートカットキーを使うと、作業が2,3倍に早くなります。マウスに慣れていると、あまり実感がないかもしれませんが、エクセルを含めたパソコン作業には、マウスはオススメしません。

マウスで作業を進めると、ファイルやフォルダを探すのに時間がかかります。それだけではありません。肩こりや目の疲れにもつながり、仕事への集中力がどんどん落ちてしまいます。結果、作業がはかどりません。

ショートカットキーについては、こちらの記事で紹介していますので、あわせて読んでみてくださいね。

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ショートカットキーを含め、エクセル操作には正しい操作方法や使い方があります。これを習得すれば、あらゆる仕事で重宝します。もし、あなたがエクセル操作のスキルを学びたいなら、こちらの無料動画で学ぶことをオススメします。本に載っていない情報も公開されていますので、ぜひ学んでみてくださいね。

エクセルの行と列を入れ替える|「簡単な方法」と「連動させる方法」

エクセルと行と列を入れ替えたいときってありますよね!

そんなときの方法を2つ紹介します。手作業でカンタンに行う方法と、値を連動させる方法です。

簡単にサクッと!ショートカットキーで入れ替える

やり方はこちら

[A列]の情報を[行]に入れ替える

[1] 入れ替え元の列をコピー:[Ctrl] + [C]

[2] 入れ替え先の先頭のセルを選択:矢印キー

[3] 形式を選択して貼り付け:[Ctrl] + [Alt] + [V]

[4] 行列を入れ替える(E)のチェックボックスをON:[E]

[5] OKをクリック

以下に図解します。

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連動したいなら!関数で入れ替える

関数で入れ替えるのは、少し難しい操作が必要です。ただし、メリットとして作業が省ける場合があります。

関数を使う場合のメリットをカンタンに紹介します。

・簡単な方法の場合
[表1]の値が変更になれば、[表2]の値も手作業で変更する必要があり

・連動させる方法の場合
[表1]の値が変更になれば、[表2]の値が自動で変更されます。
つまり、[表2]を手作業で変更する手間がありません。これがメリット

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それでは、関数で連動させる方法を紹介します。

[1] 入れ替え先:縦4×横5を選択する:[Shift]を押しながら、矢印キー
入れ替え先が「縦4×横5」の理由:元の表が縦5×横4なので、縦:横の比を入れ替えた

[2] 入れ替え先が選択された状態で =transpose(A1:D5)と入力
この事例では、(A1:D5)だが、(入れ替え元の表の範囲)が入る

[3] [Ctrl] + [Shift] + [Enter] を同時押し
注意:[Enter]のみを押すと失敗します

以下に図解します。

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何度も並び替えするのはイヤ!|マクロで自動化する

いつもの仕事で「並び替え」をしないといけない場合は、マクロで自動化しましょう!仕事がグッとラクになりますよ。

1.並び替えしたい範囲を選択

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2.マクロを実行する

コードはコチラ

Sub narabikae()
    Dim c1, c2 As Long
    Dim rg As String
    c1 = Selection.Row
    c2 = Selection.Column
    
    rg = Selection.Address
    
    ActiveSheet.Sort.SortFields.Clear
    ActiveSheet.Sort.SortFields.Add Key:=Range(Cells(c1, c2).Address), SortOn:=xlSortOnValues, Order:=xlAscending, DataOption:=xlSortNormal
    With ActiveSheet.Sort
        .SetRange Range(rg)
        .Header = xlYes
        .MatchCase = False
        .Orientation = xlTopToBottom
        .SortMethod = xlPinYin
        .Apply
    End With
End Sub

注意点 ・選択している範囲でもっとも左にある列昇順で並び替えるコードです。

ですので、必要に応じて、ご自身で、アレンジして使ってみてください。

もし、マクロの設定方法が分からない…という場合には、

こちらの記事で、「マクロの設定方法」と「マクロをショートカットキーに組み込む」を合わせて紹介しています。マクロをショートカットキーに組み込むことで、一瞬で並び替えを実行できるようになります。

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ぜひ試してみてください。

行や列を並び替えするときの3つのコツ

並び替えをするときに、コツを紹介します。これを覚えておくと、並び替えの操作がグンとラクになります。

並び替え前の状態に戻せるようにしておく

いろいろな条件で何度も並び替えを行うと、最初の状態に戻すのが難しくなることがあります。

ですので、並び替え前に、数字の連番をつけておきましょう。

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これをしておくと、連番をつけた列で「並び替え」て、すぐにもとの状態に戻れます。

セルの結合はしないこと

並び替えの対象となる範囲に、結合したセルが含まれていると この操作を行うには、すべての結合セルを同じサイズにする必要があります。 とエラーが出る場合があります。

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この場合、結合したセルを解除すれば、エラーなしで、並び替えができるようになります。

「並び替え」の範囲に空白セルをいれない

並び替えの範囲に空白セルがあると、正常に並び替えが実行されない場合はあるので、注意しましょう。

エクセル仕事を効率よく進めたいなら

いかがだったでしょうか?

データの並び替えをスムーズにやることができれば、仕事が一気にラクになります。「並び替え」作業が多い場合は、エクセルマクロでの自動化をオススメします。ぜひ調べて試してくださいね。

もし、エクセル作業を効率よく進めたいなら、正しい方法で学ぶことが大切です。本などでも勉強できますが、もっともオススメなのは無料で学べる動画です。もし、エクセルのスキルを学ぶならこちらの動画で学んでみてください。

あなたがエクセルマクロについて、もっと知りたいのであれば、コチラの記事がオススメです。ぜひあわせて読んでみてください。

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エクセル関数については以下の記事で学ぶことができます。

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パソコン仕事を今より早くしたいのであれば、コチラの記事がオススメです。

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