パソコンスキル教科書

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東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

仕事ができる人の5つの特徴とできる人になる方法

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社会人として働き始めると、会社の中で仕事ができる人とできない人がいることに気づきます。とくに、上司とのやりとりを観察していると「この人は信頼されているな」「あの人は煙たがられているな」とイヤでも分かってしまいます。

なぜ、このように仕事が「できる人」と「できない人」の差が生まれるのでしょうか?それは、仕事のスピードが違うからです。「仕事ができる人」は、段取りから作業まで行動のスピードが違います。しかし「仕事ができない人」は、仕事の進みが悪く、仕事の依頼を受けてからから1週間経っても全く進んでいないこともあります。これは会社だけではなく、いろいろな組織で同じです。

これまで私は研究施設、地方の中小企業、大企業、ベンチャー企業と多くの会社で働いてきました。その経験から、仕事ができる人とできない人は、いくつかの特徴や共通点があることに気づきました。

この記事では、その経験をもとに「できる人」と「できない人」の違いを詳しく紹介していきます。さらに、仕事ができる人になるためにやるべきこともお伝えしていきます。

仕事ができる人の5つの特徴や共通点

仕事ができる人はスピードが違うとお伝えしましたが、このスピードの違いは、何から生まれているのでしょうか。それは、仕事ができる人が無意識でやっている習慣です。なぜなら、「仕事ができる」は、結果であって原因ではありません。

たとえば、勉強の習慣が出来ている人は、誰から言われなくても、自発的に勉強をします。周囲からなぜそんなに勉強できるの? と思われるのですが、本人からしてみると、当たり前のことをしているだけです。しかし、詳しく聞いてみると、一日10時間勉強をしていたり、朝早起きして勉強をしていたりします。そんな本人の当たり前の習慣こそ、仕事ができるための原因です。

そこで、これまでの私の経験から、仕事ができる人の特徴や共通点を5つまとめました。

特徴1|成果に集中する思考法をもつ

「成果に集中する」とは、目標数値にこだわることです。目標数値とは、売上や納期のような周囲の人が把握できる数字のことです。なぜ仕事ができる人は、目標数値にこだわるのでしょうか。それは、数値という客観的な指標を示すことが、人からの信頼につながるからです。

たとえば、仕事ができる人は、会議の場で「この仕事は私が責任を持ちます。今週中に結果を連絡します。」と伝えます。こうすることで「誰が何をいつまでに」やるかが明確になるので、会議参加者の信頼を得ることができます。この信頼を積み重ねていくことが大切と理解しています。信頼を得ておけば、その後仕事をするとき相手へ仕事を頼みやすくなり、協力して大きな案件を進めていくことにつなげることができます。

このように、仕事ができる人は、信頼を得ることがいかに大切かを知っています。そして、売上や納期管理の数字を明確に設定し、それを守ることで信頼を構築することができると考えています。

特徴2|判断のスピードが早く、チャンスを見過ごさない

「判断のスピードが早い」とは、その場で次の行動を決めることです。もちろんその場で結論が出せない場合は、いつまでに何をするかを決めます。なぜ仕事ができる人は、判断のスピードが早いかというと「悩んでも進まない」からです。

例えば、仕事ができない人にありがちなのは、これをやったら、あちらに不具合が生じる。と頭の中でグルグルと考えてしまうことです。本人としては、どうすれば上手く進めることができるかを考えているのですが、考えてばかりでは進みません。結局、後で考えようと思って忘れてしまいます。

しかし、5分以上悩んだら、思考停止と言われています。仕事が出来る人は、思考停止の状態で悩んでも進まないことを知っています。それより今できる最大限の判断をして、次に進めるほうが仕事が進むと考えています。

もちろん、最大限の判断をしても必ず課題が出てきます。ただすべて挙げたらキリがないので、避けられるカベを思いつく範囲で列挙してすぐに行動する。次の課題が出て来たら、また考える。それを繰り返した方が、結果として早く案件を進めることができるからです。

仕事が早い人ほど、判断のスピードが早いのは、そのような経験をたくさん積んでいるからです。

特徴3|集中力が高く、要領がいい

集中力とは、要領の良さです。仕事ができる人は、マルチタスクをしていますが、全部同時に進めません。なぜなら、同時並行で進めると効率が下がるからです。

例えば、料理を作るとき、オーブンで10分間焼く必要があるとします。その場合、まずはオーブンで焼く料理から準備しますよね。そしてオーブンで10分間焼いている間に、他の料理を準備します。同時並行で料理をしますが、一つの料理を次の段階に進めるまでは、一つの料理に集中するのが効率的な方法です。しかし料理が苦手な人は、一つずつ料理を作ろうとして、料理の時間が長くなってしまいます。

仕事ができる人は、マルチタスクをこなすとしても、ゴールから逆算して、時間がかかるところから手を付けていきます。集中して、一つの仕事を片付ける。そして、相手にチェックしてもらう時間を利用して、他の仕事に手を付けていきます。だからこそ、要領がいいと言われるのです。

特徴4|コミュニケーションで人を動かす

仕事で結果を出すには、1人で出来ません。人を動かして一緒に仕事を進めていく必要があります。そこで重要なのは、人を動かすコミュニケーション力です。なぜなら人に仕事をお願いできないと、仕事が進まないからです。大きな案件であればなおさらです。一日は24時間と決まっていますので、一人でできることには限界があります。

たとえば、私が研究機関で働いていたとき、東大理IIIの出身の方がいました。その方は優秀だったのですが、3年間働いて、実績は論文1つでした。一方で、同じ研究機関で仕事をしていた学生は、3年間で3つの論文を出していました。もちろん論文の質・レベルは同じでした。研究の世界では、論文数と質・レベルで出世が決まる世界です。結果、その学生は成果を認められ海外留学が決まりました。

なぜ、東大理IIIの方は、論文が1つしか出せなかったのか。それは、他の人に仕事をお願いできなかったからです。自分だけでやりきろうとしていたのです。しかし、学生はコミュニケーション力が抜群に高く、多くの人といっしょに仕事していました。もちろん、その学生は人からの依頼にも協力して、相手のために多くの時間を使っていました。だからこそ、周囲の人はその学生に対して協力を惜しみませんでした。win-winの関係を構築したので、その学生は海外留学に行くことができました。

このように、相手とコミュニケーションをとって、win-winの関係を構築することはとても重要です。自分だけで仕事をする人は、どんなに頭が良くても、仕事ができるようにはなりません。

特徴5|メンタルが強い

「メンタル」の強さは仕事をする上で重要です。そもそもメンタルが強いとは何かというと、自分の感情と意見を分離することです。たとえば、議論で意見が言えない人は、「自分の知識不足なので、意見をいうだけムダだろう」とか「意見を言って間違えるのがイヤだな」と考える人がいます。このように考えるかというと、「自分の意見」=「自分の価値」と思っているからです。いい意見を言えば、自分の価値を感じるし、つまらない意見ならば、自分の価値が低いと感じる。

このように一つ一つの行動で一喜一憂していると、仕事が進みません。「この仕事はここまでやらないと評価されないかもしれない」「もっといいものができてから相談しよう」と考えている間に時間がどんどん経っていきます。

このように自分の思い込みで、ゴールを作ったときにムダが発生します。そもそも仕事とは、相手にサービスを提供することです。相手が喜んでくれるかどうかです。あなたが満足することではないのです。極論、あなたがダメだと思っていても、相手が喜んでくれればそれでいいのです。

もし、相手から「こう直したほうがいい」とアドバイスを受けたら、それに素直に従えばいいのです。私も今でもたくさんのアドバイスをもらいます。そのときは「なるほど、相手はこのレベルが必要なんだな」と考えて、次につなげればいいと思っています。

実際、これまで仕事ができる人と一緒に仕事をしてきて思うのは、彼らもたくさんの「ミス」していることです。もしかすると、仕事ができない人よりミスが多いかもしれません。しかし、ミスしてもヘコたれず、チャレンジし続けます。それは、自分の感情と意見を分離しているからです。相手の意見を、次につなげればいいと考えているのです。

仕事ができる人として見られるための条件やチェックポイント

「仕事ができるかどうか」を言い換えると、この人に頼んだら「期待にこたえる仕事をしてくれると思えるかどうか」です。仕事を依頼する人、たとえば上司や先輩は、仕事を早く終わらせたいと願っています。しかし、自分一人ですべての仕事をできるワケではありません。ですので、上司や先輩が部下に期待するのは「自分の思うレベルで仕事をしてほしい」ということです。

たとえば、仕事ができる人に仕事が集中することはよくあることですが、これは頼む側がラクだからです。「○○をしておいて」と説明するだけで、余計な説明をしなくても仕事をお願いできるからです。

しかし、あなたがどうなれば、仕事ができる人として見られているかを見極めるのは、カンタンではありません。そこで、仕事ができる人かどうかを見極める条件やチェックポイントを紹介します。それは以下の3つです。

[1] 数字で高い実績を示している [2] できる人と紹介される [3] 資料チェックが入らない

この3つについて具体的にお伝えします。

数字で高い実績を示している

仕事ができる人を見極めるもっともカンタンな方法は数字です。営業であれば成約件数や売上、知財特許であれば年間の登録件数、事務であれば業務効率化の時間です。

なぜ数字が大切かというと、客観的に判断できるからです。たとえば、スポーツ選手は勝ち負けの数がすぐにわかります。勝った数で収入が決まる世界です。数字を出せば、自然と仕事で出来る人として認知されます。

日本では頑張った人を評価しようとする傾向があります。しかし、何をもって頑張ったと判断するのかは、評価者しだいです。残業していれば、仕事を頑張っていると考える人もいますし、早く仕事を終わらせて帰宅する人を頑張っていると考える人もいます。

結局、評価者の価値観しだいなので、頑張っていることを評価すると客観的な判断はできません。しかし、数字となるとそうはいきません。勤務時間は関係なく、客観的な数字だけで判断できます。私が出会ってきた仕事ができる人も、基本的に数字で議論したり、相手を説得したりしていました。

ですので、今後転職や異動を考えているなら、まずは数字で出せる結果を目指すことをオススメします。

できる人と紹介される

「彼や彼女は仕事できる」と上司や先輩から紹介されることです。なぜなら、紹介する側は、仕事ができない人を紹介して、自分のメンツをつぶすワケにはいかないからです。たとえば、あなたが友達に男性や女性を紹介するとき、この人は紹介してもいいけど、あの人を紹介できない、と思いますよね。あなたの友達に紹介するなら、きちんとした人を紹介しないと、あなたの信用問題になってしまいます。

ですので、仕事ができる人と他者から紹介されたら、仕事ができると認められていると見て間違いありません。

資料チェックが入らない

あなたの上司が仕事をしているときに、チェックを入れずに資料のOKが出るようになったら、仕事ができると思われている可能性が高いです。

なぜなら、資料チェックを入れなくても、高いレベルで仕事をしてくれると信じているからです。たとえば、あなたがマンガや雑誌を買う時、中身を見ないで買う時がありますよね。それは、そのマンガや雑誌がいつも面白いから、今回も面白いに違いないと思っているからです。

これは人の仕事も同じです。あの人がやっているなら、大丈夫と思われるのは、信頼されているということです。一緒に仕事をしている上司が信頼を置いているのですから、仕事ができると考えてもらっていると言えます。

仕事ができる人といわれるためにやるべきこととは?

仕事を始めて2,3年目までに仕事ができる人になりたい。仕事ができる人に転職して、もっといい条件の会社で働いていみたいと考えている人もいるかもしれません。

しかし、最初から仕事が出来る人はいませんし、努力なしで仕事ができるようにはなりません。仕事ができるようになるには、どんな考えをもって日々を過ごすかが大切です。なぜなら、考え方によって行動が変わるからです。

たとえば、メジャーリーグのイチロー選手は、試合前の準備を大切だと言っています。それは、バッターボックスに立ったときだけ頑張っても、結果が出ないからです。むしろ、試合前の準備や毎日の日々の過ごし方のほうが、結果の良し悪しを決めるからです。これは、仕事も同じで目的をもって毎日行動する人は、少しずつ変化して、2,3年で大きく変化します。

ですので、毎日の生活の中で、どう考えて行動するかがとても大切です。では、具体的にどんな考え方をもって日々を過ごせばいいのでしょうか?

経営者やスポーツ選手の考え方はマネできない

「目的意識」とか「考え方」と聞くと、経営者やスポーツ選手の考え方をイメージされるかもしれませんが、オススメしません。なぜなら、経営者やスポーツ選手の考え方を、普段の仕事や生活に取り入れづらいからです。

たとえば、経営者の言葉で、「チャンスの女神は前髪しかない。だからチャンスが来たらすぐにつかむことが大切だ。」とあります。たしかにその通りですが、あまりにも抽象的です。そもそもチャンスがきたらつかむのは、当たり前です。本当に知りたいのは、何がチャンスなのかということです。しかし、具体的にどれがチャンスで、チャンスでないかを区別できないと実践できません。

本やテレビで紹介されている経営者やスポーツ選手の「目的意識」とか「考え方」は、耳心地はいいですが、使い物になりません。

仕事ができる人と一緒に仕事をするともっとも成長する

私がオススメするのは、実際に会える人で、仕事できる人と働くことです。なぜなら、何を考えていて、どう実践すればいいのかをその場で学べるからです。

実際、私は以前ベンチャー企業で営業をしていました。当時、本を読んで、相手の言葉や表情を見れば、相手の心理がすぐに分かると書かれていたのですが、実際に試そうにも、まったく理解できなかったのです。しかし、一緒に営業で回っていた社長を横で観察していると、本で書かれたことの意味が分かりました。

それは、相手にたくさん質問することが大切だったのです。「たくさん質問して、相手の発言の意図を聞く」と、帰り道で社長に教えてもらいました。しかし、本やテレビを見ただけでは、当たり前すぎて教えてくれません。ですので、一緒に働くことが大切なのです。では、仕事できる人と一緒に働くにはどうすればいいのでしょうか?

仕事ができる人の手伝いをするのが効果的

仕事ができる人の仕事を手伝うことです。なぜなら、仕事ができる人は忙しいからです。ただし、ただ手伝うだけではなく、仕事ができる人の困っていることを助けてあげるといいでしょう。

たとえば、私はエクセルによるデータ分析が得意だったので、それを活かして、何時間もかかる手作業の仕事を自動処理できるようにしました。「ここまでやってくれる人はいない」と喜んでもらいました。使ったのは、こちらの記事で紹介しているエクセルマクロというプログラミングのスキルです。そのおかげで、仕事ができる人と一緒に働くことができるようになり、会社の新規事業に参加したり、海外のビジネス案件のリーダーになったりすることができました。

仕事ができる人になるためには、常に相手のメリットを考えることです。相手は、「上司」「会社」「顧客」とあなたの状況で変化します。基本的に、どんな状況でも常に相手のメリットを考えることに変わりはありません。これを積み重ねていけば、出会いが自然に増えていきます。そうして、どんどん仕事が出来る人へと成長していきます。

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