パソコンスキル教科書

パソコンスキルの教科書

東京大学大学院卒。博士課程に進学を志すも、担当教授と折が合わず、無職になる。医者を目指すも結局断念。田舎で派遣社員として働く。「スキルがなければ、仕事ももらえない」と悟り、ビジネススキルを学ぶ。プログラミング、英語を学び、一部上場企業へ転職。年間100時間以上の業務効率化を行い、社内講師に抜擢。海外の案件を担当し、数億円のプロジェクトに携わる。個人の事業でも、月売上100万を達成。現在は、自分の価値を高めるためのスキル向上支援を行う

仕事ができるとは?できる人は、相手の期待にこたえる

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世の中には、大量の業務やタスクがサッとこなして、圧倒的な成果を出す「仕事ができる人」がいます。このような人を知ったとき、もしくは直接会って仕事をしたとき、「私には、この人のように仕事ができる気がしない」と考える人は少なくありません。

実際に、私が一緒に仕事した人たちは、納期1週間で、英語の資料をゼロから100ページを作成して取引先の承認を得たり、社内でビジネスを立ち上げて数億円のプロジェクトを作ったりしていました。

普通の人がゼッタイにできないと思うような仕事でも、彼らは必ずやり遂げていました。私は彼らと同じように仕事が出来るか不安を感じると同時に、こんなふうに人から仕事ができると評価されながら、仕事ができたらかっこいいし、モテるだろうなと感じていました。

その後、私も「こんな風に仕事ができるようになりたい」と思い、仕事ができる人と一緒に仕事をしたり、直接会いに行って学んできました。

この記事では、これまで私が一緒に働いてきた一部上場企業の副社長から数億を稼ぐベンチャーの社長まで、仕事ができるとはどういうことかを解説します。また、どのようにしたら、「仕事ができる」ようになれるのかも紹介していきます。

そもそも仕事ができるとは何か?意味・定義とは

「仕事ができる」という言葉はよく聞きますが、そもそも何を意味しているのかピンときませんよね。実は「仕事ができる」という言葉に明確な定義はありません。

しかし、もし「仕事ができる」を他の言葉で言いかえるなら、「相手の期待に応える」ことです。なぜなら、仕事とは、サービスを提供することであり、そのサービスで顧客に喜んでもらう、その結果として「仕事ができる」という評価をもらえるからです。

たとえば、あなたがサッカーや野球のようなスポーツ選手だったとします。スポーツの場合、得点をとった選手はテレビのニュースで「仕事をした」と評価されます。これは、得点を取って、監督、サポーター、スポンサーの期待に応えたからです。ですので、もしあなたが選手ならば、点を取ることや無失点に抑えるというサービスを提供できれば「仕事ができる」と評価されるのです。

あなたの状況に応じて「仕事ができる」は変わる

会社員やアルバイトの仕事も、相手の期待に応えることに変わりありません。ただし、会社員やアルバイトの場合、「相手」や「期待」は、あなたの状況で異なります。とくに会社員の場合は、上司や先輩の課題を解決できれば「仕事ができる」と評価されます。

なぜなら会社員の場合、あなたが直接関わるのは上司や先輩だからです。上司や先輩は常に何かで困っているので、その悩みを解決できればあなたの評価は上がります。

たとえば、私の知り合いは、倉庫会社の仕入れの計算を自動化することで「仕事ができる」評価を得ました。その倉庫会社では、荷物の仕入れが頻繁に行われたのですが、仕入れ量を手計算で管理していました。しかし、誤記や計算ミスで収支が合わないことがよくありました。

そこで、彼はエクセルで自動計算する仕組みを作成し、月初に月の仕入れ量を予測するシステムを構築しました。その結果、間違いがゼロになった上に、1週間かかっていた仕事が数時間で終わるようになったので、上司や先輩もびっくりしていたそうです。彼はその後、会社での評価が上がり転職して年収1000万を超えました。

このように、上司や同僚が抱えている悩みを解決してあげれば、「仕事ができる人」として評価され、結果的に転職や年収にもつながります。

課題を解決すれば何でもアリか?

相手の課題を解決すれば何でもアリではありません。というのも、上司や先輩が抱えている悩みは、仕事だけではありません。家庭や恋愛の悩みもあります。仕事以外の悩みまで解決するのは、別の話です。

たとえば、私の知り合いでコンサルに勤務している方がいました。彼のライバル部署の女性社員が、仕事をとるために取引先に枕営業をしたそうです。しかし、そこまでする必要はありません。

正直、私がこの話を聞いたとき、この女性が仕事への姿勢は素晴らしいと感じました。なぜなら、ここまで全力で仕事をする人は、ほとんどいないからです。

しかし、仕事以外の悩みを解決することはしないほうがいいでしょう。仕事の関係を利用して、私利私欲を満たす人と付き合うとロクなことにならないからです。エスカレートして、もっと高い要求をされます。

ですので、相手の困っていることをすべて解決してあげればいいというワケではありません。

ちなみに、「貢献したほういい人」と「貢献しないほうがいい人」を選ぶコツがあります。こちらの書籍で詳しく紹介されていますので、興味があれば、読んでみてください。

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仕事ができるようになるには、何からやればいい?

「仕事ができる」とは、期待にこたえることだとお伝えしてきました。では、仕事ができるようになりたいなら、具体的に何から始めればいいのでしょうか?

それは、まずは上司や先輩の意見を素直に実行して、気に入ってもらうことです。なぜなら、まずあなたを評価するのは、同じ部署の上司や先輩だからです。

たとえば、あなたが部活の先輩だったとして、言うことを聞いてくれない後輩がいたら、どう思いますか? その後輩の意見を聞きたくないですよね。それは、あなたの上司も同じです。上司や先輩も人間なので、素直に聞いてくれる後輩は気に入るものです。

人間関係が構築できてきたら、相手の悩みを聞く

気に入られて、人間関係ができてくると、相手の悩みが聞けるようになります。仲良くなればなるほど、相手の方から話をしてくれます。そこで、あなたが解決できそうなことをやっていきます。

たとえば、上司が緊急の仕事で困っているなら、その課題をサッと解決します。部署の先輩が大量の作業で困っているなら、その負担を減らせば喜ばれます。それを積み重ねていると、仕事ができる人という評価をもらえます。

仕事ができない上司こそ、あなたのチャンスになる

もし、あなたが上司のことを使えない人だと思ったとしても、まずは素直にいうことを実践することをオススメします。まずは、仕事がデキない上司の言うことを素直に聞きます。なぜなら、仕事をできない上司の部下だからこそ、仕事のチャンスが広がるからです。

以前私は、仕事ができないと言われる上司のもとで働いていたことがあります。その上司は、人の仕事の批判はするが、自分の仕事は甘くなると言われる方でした。

ある日、その上司は海外案件を担当することになったのですが、英語ができませんでした。そのとき、たまたま私は他の人より英語が使えたので、上司の代わりに海外チームに向けて英語のプレゼンをしました。

英語のプレゼンは、カンタンではありませんでしたが、成功させることができました。上司からも褒められ、そこに偶然居合わせた支社長に目をかけてもらえました。その後、その支社長から電話で仕事の依頼が来るようになりました。

もしあなたが上司のことを頭が悪いと感じていても、必ずチャンスがきます。ですので、まずは上司に貢献することを考えます

スキルがあると役に立つ

上司や先輩の課題を解決する場合、スキルがあると役に立ちます。なぜなら、彼らの悩みの多くはスキルが足りないことが原因だからです。

たとえば、私はメーカー勤務だったのですが、上司や先輩が大量のデータ処理の作業で困っているのをよく見かけていました。実際、ある先輩は、他部署から送信されるグラフ化作業に手を焼いていました。

詳しく聞いてみると、3ヶ月に1回、50以上のエクセルデータのグラフ化をしていました。1つずつ、グラフの範囲、グラフx軸y軸、タイトルの変更、グラフの色や大きさの変更が必要でした。マウスで一つずつ修正していたので、かなり時間がかかっていました。

そこで、私は、エクセルマクロを使って、グラフ作成を自動化しました。エクセルマクロについては、こちらの記事で紹介しています。作業時間が1/10になったので、担当者は面倒な作業から解放され、とても喜んでいました。その結果、その先輩は他の仕事に集中できるようになったので、上司も喜んでいました。

このように相手の悩みを解決すると、関わる人に感謝されながら評価をもらうことができます。

期待にこたえることがムズカシイときは、頑張り過ぎない

これまでお伝えしてきた通り、相手の期待にこたえて、貢献することが大切です。相手の期待にこたえることが、「仕事ができるようになる」ためのもっともオススメの手段です。しかし、あなたが限界を超えるまで期待に応えようとするのはオススメしません。

なぜなら、人から評価されたいと思う気持ちを優先してしまい、自分自身を責めてしまうからです。

期待に応えたい気持ちがプレッシャーに変わると心を病んでしまいます。私の職場にも、仕事のプレッシャーに耐えきれず、休職した人がいます。

人間ですから、人から評価されたい気持ちはわかります。しかし、向かない仕事はありますし、自分の能力以上のことはできません。

実は、私は最初の働いていた会社では、仕事を辞めました。入社当初、期待に応えたいと思い、できるかぎり努力しました。しかし人と同じレベルのことができず、辛さを感じていました。

できない自分を責めてしまい、朝5時に出社して仕事をしたり、休憩時間も返上で仕事をしたりしました。しかし続けることができず、最終的に退職しました。

ですので、あなたが限界を超えるまで期待に応えようとするのはオススメしません。

貢献しながら、あなたのスキルを磨く

これまでお伝えしてきた通り、相手の期待にこたえて、貢献できれば、「仕事ができる」評価をもらえます。しかし、私がオススメしたいのは、あなたにしかできないスキルを身に付けることです。

しかし、もちろん、今すぐにあなたにしかできないスキルを身に付けるのは難しいでしょう。ですので、いろいろな仕事をやりながら、この仕事は楽しい、この仕事はイヤ、というのを感じながら仕事をしていくといいでしょう。

期待に応えたい気持ちは大切にしつつ、あなたのやりがいや楽しさも同時に開発していくことをオススメします。

私の場合は、プログラミングと英語でした。このような実務に直結するスキルがあったからこそ、上司や先輩の期待に応えることができました。

上司や先輩の期待に応えて仕事ができるようになりたいなら、あなたの強みを活かしながら、貢献できるようになることを強くおススメします。